まつ毛育毛剤ルミガンとは

■まつ毛育毛剤ルミガンとは。

ルミガンは緑内障や眼圧が高い人に使用されていた点眼薬でしたが、使っている人から「まつ毛が濃くなった、長くなった」などという声がたくさん届き、発売元であるアラガン社が臨床研究を行い、実際にどれくらいの効果があるかを検証しました。すると、まつ毛の長さは25%長くなり、色の濃さは18%濃くなり、密度も106%アップしたという驚きの効果があることがわかりました。
一般的に副作用とは薬の期待されていた効果以外の良くない作用のことを指しますが、ルミガンに関してはまつ毛が伸びるという女性には嬉しい副作用があることが判明しました。この副作用を逆手にとり、まつ毛を伸ばす育毛剤としてルミガンは使用されるようになりました。
ルミガンはまずアメリカのFDA (Food and Drug Adiministration, アメリカ食品医薬品局)に2008年に承認されました。FDAは健康食品や医薬品を専門家が検査、承認を行っているアメリカの公的機関で、日本でいうと食品や薬品の安全性を検査、承認している政府機関である厚生労働省と同じような所です。FDAに承認されると、品質、安全性、信頼性が高いものと言えます。承認後にアメリカで販売されると、たちまち人気となり日本でも2014年にまつ毛貧毛症治療薬ビマトプロストとして製造販売が承認されました。
なぜルミガンにまつ毛を伸ばす作用があるかですが、主成分であるビマトプロストがまつ毛の毛周期に働きかけると考えられています。まつ毛も体の毛や髪の毛と同様に成長期、退行期、休止期、脱毛期で構成される毛周期があり、ビマトプロストはその毛周期を長くします。またメラニンを活性化させたり、毛包を刺激します。このような作用により、まつ毛の長さ、密度、濃さをアップさせると言われています。
医療現場では点眼薬として緑内障の治療に使用するだけではなく、抗がん剤でまつ毛を失った患者さんにまつ毛貧毛症治療薬として今回のような塗布という方法で使用されることがあります。治療以外の美容目的では美容外科や美容皮膚科などで、まつ毛育毛剤として購入することもできます。
ビマトプロストはこのように元々医薬品であった点眼液が、まつ毛育毛剤としての効果も認められたため同様に医薬品の扱いになっています。そのため市販では購入できませんが、海外からの個人輸入などで手に入れることができます。先ほど挙げた美容外科や美容皮膚科では約1-2万円で購入できますが、個人輸入になると半分かそれ以下の値段で購入することも可能です。

■ルミガンの使用方法

実際の使用方法ですが、まずは洗顔をしてまつ毛やまつ毛の周りの汚れをきれいに落とします。その後に専用のブラシや綿棒などが付いている場合には、アイラインをひくようなイメージでまぶたの付け根につけます。たっぷりつけるとたくさん伸びると思うかもしれませんが、皮膚の色素沈着やかゆみ、充血を引き起こす可能性があるので適量にしましょう。具体的にはまつ毛の際が湿っている程度で十分です。1日1回寝る前に付けるようにします。
ただし目の炎症やアレルギー反応が出ている時には使用を控えて、なるべく早めに医師に相談するようにしましょう。また、無水晶体眼、眼内レンズの方、妊娠中や授乳中の女性、抵抗力の落ちている方、高齢者は使用しない方が良いと考えられています。誤って口や眼球に薬剤が入ってしまったら、速やかに水で洗い流しましょう。
コンタクトレンズを使用している場合は外してからルミガンを付けるようにして、少なくとも15分以上経過してから再度コンタクトをするようにした方が良いと考えられています。
また、ルミガンの効果を実感するためには約2か月間使った方が良いと言われています。使用を中止すれば、まつ毛の毛周期に合わせて徐々にもとのまつ毛の状態に戻っていきます。

■ルミガンの副作用

ルミガンは元々緑内障や高眼圧の患者さんに使用されていた医薬品で、その副作用を利用したまつ毛育毛剤ですが、まつ毛が伸びたり濃くなったりする以外にも副作用が起きる可能性があります。副作用はルミガンだけに起きるものではなく、内服薬や点眼薬、塗布薬などの全ての医薬品に起きることがあります。薬の中で効果がよく出るものは医薬品と認められますが、その分副作用も起きやすいと考えて十分に注意するように添付文書にも書かれています。
比較的多いものとしては色素沈着、充血、かゆみ、目の乾燥や違和感です。ビマトプロストはプロスタグランジン関連の成分で、色素沈着はそのプロスタグランジンに特有のメラニンを活性化することによる副作用と言われています。稀ですが重い副作用としては、まぶたの粘膜が薄くなって、まぶたが垂れ下がったように見えてしまうことがあるようです。また目に入ると目がかすんだり、目にも色素沈着する可能性があります。目に入らないように注意して使用しましょう。1日1回のみ使用し、付けすぎないように用法用量を守って使用しましょう。異変を感じたらすぐに医師に相談するようにしてください。

 

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