セックスで本当にきれいになれるの?

■セックスによる10の健康的効果

「セックスできれいになる」…雑誌の特集など、いろいろなところで耳にするフレーズですよね。実感している人もいれば、「?」と感じている人もいると思います。気分の問題だけでなく、本当のところはどうなんでしょうか?

アメリカの性心理学者はセックスによる健康的効果として、1ストレスを和らげる2免疫力を上げる3カロリーを消費する4心臓疾患のリスクが低減する5自尊心を高める6恋人と親密になる7苦痛を取り除く8前立腺ガンのリスクを取り除く9骨盤底部筋を強化する10よく眠れる…を挙げています。1、2、3、9、10は美容によさそうですね。

■恋することで分泌される快楽物質と美肌ホルモン。

恋をすると快楽物質であるドーパミンが分泌されます。ドーパミンには血行をよくする作用があり、肌や髪がツヤツヤしたり、瞳孔を開かせて目がぱっちり見えたりするそうです。細胞の代謝もよくなるので肌のターンオーバーが正常化されたり、ムクミが解消されることも。さらに、食欲を抑制する作用もあるため、食べ過ぎを防いでダイエット効果も期待できます。

女性にとって大切なホルモンであるエストロゲンは、月経周期に合わせて分泌が調整されていますが、男性からの性的刺激によっても分泌が促進されます。エストロゲンには肌のキメを整えたり、女性らしいボディラインをつくるなどの作用があり、「美肌ホルモン」とも呼ばれています。

■いいセックスが、女性を美しくします。

「セックスできれいになる」ことは、どうやら本当のようですね。でもそれはあくまでも、うまくいっている相手との楽しいセックスの場合です。パートナーの浮気を疑ってイライラしていたり、気分がのらないのに我慢してセックスに応じたりしていると、それがストレスになりきれいになるどころではありません。本当に好きな人と、いいセックスをして、きれいに磨きをかけましょう。しかし、中には性交痛で悩んでいるという声も。性交痛には、女性ホルモンの減少が関わっています。

■処女膜が頑丈すぎて起こる性交痛もあります。

「最近セックスをすると、気持ちいいどころか痛い…」と密かに悩んでいる女性は少なくありません。性交渉のときに生じる痛みのことを性交痛といいます。その主な原因としては2つのことが考えられます。

1つは、処女膜のつっぱりが強い「処女膜強靭症」です。処女膜はもともとリング状なので、たいていの場合は最初の性交渉で簡単に破れてしまい、その後痛みを感じることはありません。しかし、処女膜が厚すぎると性交渉を重ねても破れないことがあり、性交のたびに痛みを感じてしまいます。この場合は処女膜を切る手術を受けることで問題は解決します。

■40代以上なら、女性ホルモンの減少が原因かも。

性交痛のもうひとつの原因は、更年期による女性ホルモンの減少です。女性ホルモンが減少すると膣粘膜からの分泌物が減ってうるおいがなくなってしまいます。さらに、膣壁のコラーゲンの減少によって膣が萎縮して硬くなってしまうことも。その結果、性交痛を感じてしまうのです。

性交痛で悩んでいることをなかなかパートナーに打ち明けられず、いろいろな理由をつけてセックスを避けてしまう人もいますが、これでは相手に「もう愛情がなくなったのでは」と誤解を与えてしまいます。セックスは2人の問題なので、恥ずかしがらずに話し合うことをおすすめします。

■うるおいを取り戻す方法はあります。

女性ホルモンの減少による性交痛であれば、膣に塗る潤滑ゼリーの使用でかなり改善されます。また、少なくなってしまった女性ホルモンを補ってあげるホルモン補充療法という選択もあります。飲み薬や貼り薬で女性ホルモンを補充することで、性交痛を含めた、イライラや肩こり、めまいなどの更年期障害の症状をやわらげることができます。性交痛はデリケートな問題ですが、前向きな対処で、パートナーとの素敵な時間を取り戻しましょう。

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