デリケートゾンーンのかゆみは生理用ナプキンが原因だった?

■デリケートゾーンケアを身近に

デリケートゾーンに対する日本人女性の意識も年々変化してきているとはいえ、お手入れの必要性を感じていない人が多いのも事実です。黒ずみやかぶれによるかゆみ、おりものによるニオイなどが気になるけれど、こんな悩みを抱えていること自体が恥ずかしい――そう感じる女性も多いはず。あなたも、「知人に相談することも、はばかられるし」と、悩みを1人で抱えこんでいませんか。

ところが欧米では、デリケートゾーンのケアは当たり前のように行われています。海外ドラマなどでもそうしたシーンを目にします。人目にふれないデリケートな部分だからこそ、トラブルの原因や正しいケア方法を知ることは大事になります。ここでは、デリケートゾーンのトラブルの原因と正しいお手入れについて確認していきましょう。

まず、V10ラインの黒ずみ。これは、下着やナプキンなどによるかぶれや摩擦から炎症性の色素沈着を起こしている可能性もあるものの、大きな原因は女性ホルモンによる色素沈着です。月経がある年代では、色素沈着もやむをえません。ホルモンによる肌の黒ずみは仕方ないものでもありますが、下着や洋服などによって締め付けないようにしたり、保湿することでケアすることもできます。

また、かゆみがある場合。これは、カンジダやトリコモナスなどによる感染症の疑いがあります。かゆみはなかなか我慢できるものではありません。睡眠中に無意識にかきむしることで傷ついたり、炎症性の色素沈着を起こす原因にもなります。カッテージチーズのような白くてポロポロするおりものや悪臭の強いおりものが出る場合、異常を感じる場合はすぐに婦人科を受診しましょう。夏場はムレやすくなることで発症率が高くなりますし、洗い過ぎることによっても発症します。ナプキンやライナーをこまめに付け替えることでも症状は和らぎますので、心がけてください。

ニオイがきつい場合。これは、膣の洗い過ぎで細菌性膣炎になり、悪臭が出ていると考えられます。膣の中には、常在菌とよばれる菌(デーデルライン桿菌)が存在します。膣粘膜のターンオーバーの際にでるグリコーゲンを餌にするものですが、これが膣内を強い酸性に保ち、性交渉などの際に入ってきた細菌や消化管にいる大腸菌、腸球菌の侵入や増殖を防いでくれているのです。ところが、デリケートゾーンの洗いすぎやビデの使用、アルカリ性の石鹸の使用によって、デーデルライン桿菌を減少させてしまうことあります。すると、こうした「自浄作用」がきかず、上記のような細菌に感染しやすくなるのです。

■デリケートゾンーンのかゆみは生理用ナプキンが原因だった?

生理中にデリケートゾンーンがかゆくなったり、においが気になったりする人は少なくないと思います。デリケートゾンーンは形状的に高温多湿になりやすく雑菌が繁殖しやすいのです。生理中はそんなデリケートゾーンをナプキンで覆い、ピタッとフィットするサニタリーショーツを履き、さらにストッキングやタイツなどを重ねている場合も多いので、ムレても仕方ない状態に…。

また、経血は空気にふれると酵素が分解され、3時間くらいで雑菌が繁殖するといわれています。「忙しくてナプキンを替えるヒマがない」「量が多いから」と長時間用のナプキンを使用する場合でも2〜3時間に1回は交換しましょう。

■吸収力は優秀ながらムレやすい生理用ナプキン。

日本の生理用ナプキンはとても高性能で吸収力が高いのですが、ポリエチレンなのど石油由来成分を素材としているため、どうしてもムレやすくなります。デリケートゾーンのムレが気になる人は布ナプキンを試してみてもいいかもしれません。吸収力は一般的なナプキンに比べて落ちますが、肌にやさしく、冷えも緩和するといわれています。

また、アンダーヘアが伸びすぎていると経血がからまって雑菌が繁殖しやすくなるので、生理前にお手入れしておくことをおすすめします。

■デリケートゾーンの洗い方にも気をつけましょう。

デリケートゾーンのかゆみを感じると「清潔にしなくては!」と石けんしっかり洗いたくなりますが、それは刺激を与えてかえって悪化させてしまう可能性があるのでNGです。デリケートゾーン専用の刺激の少ないボディソープで膣の外側をやさしく洗い、膣の中までは決して洗わないようにしましょう。膣にはもともと自浄作用があるので、膣の中まで洗うと身体に必要なものまで流されてしまいます。

デリケートゾーンは、少しの刺激にも敏感に反応する場所です。優しくケアし、清潔を保つこためにも、正しい知識をもち、身近なものにすることが大切になります。また少しでも異常を感じた場合は、症状を悪化させないためにも、恥ずかしがらずに婦人科を受診してください。

デリケートゾーンを正しくケアすることで、女性としての自信と魅力を手に入れましょう。

 

 

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