意外と多い女性の血尿。それは病気のサインかもしれません。

 

●膀胱炎によって血尿が出ることも。

いつものようにトイレに行って、ふと見ると「尿が赤い!」。ドキッとしますよね。血液が混じった尿のことを血尿といいますが、女性に意外と多い症状なのです。

血尿が出た場合、真っ先に考えられる原因は急性膀胱炎です。膀胱炎は大腸菌などの細菌が膀胱に侵入し炎症を起こす病気です。軽度のうちは頻尿や尿のにごり、排尿時の痛みなどの症状があらわれ、進行すると血尿や強い排尿痛が生じます。細菌感染が腎臓に達すると腎盂炎を引き起こす場合も。女性は尿道が短く尿道口と肛門が近いという身体の構造上、細菌感染しやすいので普段から注意が必要です。

 

●膀胱炎を防ぐためには細菌を繁殖させないことが大事です。

生理用ナプキンやおりものシートをつけたままにすると細菌が繁殖しやすくなるので、まめに替えることを心がけましょう。また、忙しいからといって排尿を我慢することも細菌が繁殖する原因です。もし膀胱炎になったら、軽度の場合は水分を多めに摂って尿をたくさん出すことで回復します。排尿通がひどいときなどは、抗生剤の服用が必要になることもあるので、すみやかに受診しましょう。

 

●膀胱炎以外の重大な病気が隠れている可能性も。

血尿は、腎臓や尿管に結石が生じる尿路結石が原因となっていることもあります。症状としては腹部や腰の強い痛みが知られています。放置すると結石がどんどん大きくなり、痛みもひどくなります。

また、血尿は膀胱がん、腎がん、尿管がん、腎盂がんなど深刻な病気のサインである場合も。進行するまで血尿以外の症状が出ないことが多いので厄介です。「血尿が出たけど別に痛くないから放っておこう」など軽く見すぎると命に関わる場合があるので、痛みがないときこそ受診することをおすすめします。