生理通の原因と対策を知ろう!

■生理痛の原因と対策

もうすぐ生理がくるとなると憂鬱になるのが常――そんな女性は多いのではないでしょうか。着るものにも気をつかわねばなりませんし、何より、人には説明しづらい痛みを抱える場合が多いのです。症状の種類や程度は人それぞれですが、生理痛を感じる女性の割合は初潮後数年で80パーセントにものぼり、日常生活の支障のある程度まで痛みを感じる「月経困難症」の割合も20パーセントという報告があります。

生理痛の中にもさまざまな原因がありますが、目にみえるはっきりした異常がないにも関わらず痛みがある場合は、「機能性月経痛」と呼ばれます。この原因は、子宮収縮ホルモンの多さや子宮口の狭さ、心理的原因などだと考えられています。

■PMS(生理前症候群)の症状

毎月、何となく苛々したり、疲れやすかったり……2週間ほど不快な状態が続いても、生理が始まれば数日のうちにその症状がなくなる。こうした経験があるのなら、あなたはPMS(生理前症候群)かもしれません。 PMSの症状は、イライラやうつ症状といった精神的なものと、疲労感、むくみ、過食、頭痛、便秘、下痢といった身体的なものがあり、その現れ方もさまざま。症状を一概に特定できないため、その症状が現れている本人も、当初はうつ病や疲労を疑うことが多いようです。 精神科や心療内科を受診して、抗うつ剤などを服用するケースが多いようですが、こうした投薬治療は抜本的解決にはなりません。精神薬による副作用も、PMSの症状が強ければ強いほど影響が大きいと報告されています。 こうした誤解を防ぐためにも、その症状が現れる時期をよく見定めることが必要になります。

■PMS(生理前症候群)の症状改善

PMSは、生理の2週間ほど前から始まり、生理が始まれば数日のうちに症状がなくなったり、軽くなるからです。こうしたサイクルで毎月、次に挙げるような症状があるのであれば、PMSの疑いありということになります。 自分を制御できないほどイライラしたり、うつ状態になる。やる気がなくなる、情緒不安定になる。緊張感があり、攻撃的になる。もしくはものごとに興味がもてなくなる。家から外に出たくなくなる……などが精神的な症状です。また、疲労感があったり、集中力がなくなる。不眠状態もしくは、眠たくなる。食欲が増したり、便秘・下痢になる。下腹部への違和感、頭痛、むくみなどが身体的な症状です。

もしあなたがPMSであるなら、基礎体温による生理周期の把握などから、不調が起こるサイクルを予期することができます。予期できれば、自分の苛々しがちな時期がわかるため、人間関係を円滑に運ぶための対策を講じたり、身体的負担を軽減するために仕事のスケジュールを調整することもできます。 また、PMSを専門で治療する病院を受診することをお勧めします。専門医による診断から安心感を得ることもできますし、詳しい血液検査などによる解析で、自分にあった治療を受けることができるからです。 PMSは、仕事や子育てにもっとも忙しい30代女性に多く見られ、欧米では「30代中期症候群」とも呼ばれるほど。出産経験の有無によっても症状に違いが見られますが、PMSの原因は特定されていません。いちばんの原因はホルモンバランスだと考えられており、ピルの服用に治療効果があることが多いようです。そうしたホルモンバラスとともに、女性の社会進出、育児ストレスなどの社会的・環境上の要因も原因のひとつとして考えられています。

■そもそも生理とは

生理中に痛みが出る、いわゆる生理痛は、「機能性月経痛」と呼ばれます。この原因は、子宮収縮ホルモンの多さや子宮口の狭さ、心理的原因などだと考えられています。そもそも生理とは、受精卵が着床しやすいように厚みをおびた子宮内膜が、妊娠しないことで出血とともに剥がれ落ちること。この際、子宮内膜を排出するために必要とされるのが「プロスタグランジン」というホルモン。このホルモンの分泌によって子宮が収縮するのです。

ところがこのホルモンが過度に分泌されると、子宮が収縮しすぎて血のめぐりがわるくなったり、周りの腸の働きが活発になりすぎて下腹部痛や腰痛などを引き起こすのです。出産時にはこのホルモンが大量に分泌されることで陣痛が起きるわけですから、その威力は想像にかたくありません。生理のときに便通がよくなるのも、このホルモンが腸の動きを活発化させるからなのです。月経困難症の場合は、この「プロスタグランジン」の濃度が高いことが知られています。

■生理痛の原因とは

生理痛の原因として挙げられるもうひとつは、子宮口が狭いということ。10代から20代の若い人の場合は、子宮が未成熟で、子宮の出口が狭い場合が多くなります。もともと人体の構造として狭くなっている部分がさらに狭く硬いため、月経血がスムーズに流れず、痛みを感じることになるのです。

出産を境に生理通が軽くなる場合があるのも、赤ちゃんが通ることで子宮の出口が広がり、やわらかくなるため。月経血の道筋が通る、というわけです。出産や子宮の成熟とともに生理痛が軽くなる場合が多いのも、そうした理由からです。

こうした身体的な原因のほかにも、生理痛の原因となりえるものがあります。ひとつには、生理の際の心理状態。憂鬱になったり、「痛いはず」という思い込みが痛みを引き起こしている場合もあるといわれています。実際、生理痛の人に偽薬を出したところ、3割から4割の女性の痛みが軽減した、という結果もあります。

また、ストレスや過労、不規則な生活やバランスのとれていない食生活などによって自律神経のバランスが崩れ、痛みがひどくなるともいわれています。血流の悪化も、生理痛がひどくなる原因のひとつ。 月経困難症の場合、こうした原因のほかに「子宮内膜症」「子宮線筋症」「子宮筋腫」などが原因になっていることも多いので、婦人科を受診してみることをおすすめします。 機能性月経痛の場合は、血流をよくするために、身体を温めてみてください。身の回りに冷え待策のグッズをスタンバイし、着るものにも気をつかいましょう。ぬるま湯で身体を温めることで、痛みが軽減することもあります。運動やマッサージも効果的です。長時間同じ姿勢でいることで血流も悪くなり、骨盤内のうっ血もひどくなります。ストレッチや伸びをするように心がけてください。 先ほども述べたように、生理痛には心理的影響が少なからず見られます。少しでも前向きにとらえることで痛みが軽減することもありますので、あまり前のめりにならず、リラックスしていくことが大事です。また、ピルや鎮痛剤に頼るのもひとつの手。生理を「痛く苦しいもの」と思わず乗り切れるようになっていきたいものです。

 

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