生理痛を軽くするには

■生理痛を軽くするには

女性は月に一回生理(月経)があり、妊娠しなかった場合には赤ちゃんのベッドとなる子宮内膜が不要になるので一度きれいに剥がれ落ちます。毎月、規則正しく生理が来るのは健康な証拠なので良いことですが、女性にとっては生理痛や腰痛、全身倦怠感などに悩まされ、学校や仕事に支障が出て憂鬱な気持ちになっている人も多いです。 厚生労働省の報告によると女性の67.3%が生理痛を感じ、46.3%が腰痛、36.3%が全身倦怠感を感じているということが分かりました。他の報告では、約10%の女性が重症の生理痛を自覚していることが分かっています。

■生理痛が起きる理由

では生理痛がなぜ起きるかですが、ホルモンの影響と言われています。プロスタグランジンというホルモンが分泌されると子宮が収縮して血液と共に子宮内膜を外へ排出します。他に生理痛を悪くさせる原因として、出産をしていない女性においては子宮口が狭いこと、冷えやストレスも関係すると考えられています。また、生理痛を重くする原因として子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などのような病気が隠れている可能性もあるため、日常生活に支障を来すくらいの生理痛や市販の鎮痛薬を内服しても効かない場合には早めに産婦人科を受診するようにしましょう。

■ピルの使用率が低い理由-2-

生理痛を軽くするための方法として、食事療法や鎮痛薬、低用量ピルなどがあります。

食事療法は、体を冷やさないように生姜や根菜類などを摂取したり、カフェインや塩分の多いもの、香辛料などは生理前は控えた方が良いと考えられています。食事だけでなく適度な運動も効果的だと言われています。

鎮痛薬はプロスタグランジンを抑えてくれるのである程度効果がありますが、内服しすぎると脳が痛みに敏感になり、痛みを強く感じたり、痛みの頻度が増したりすることがあるので注意しましょう。低用量ピルは日本ではまだ2%程度しか普及していませんが、海外では生理痛の緩和だけでなく、避妊や生理の時の出血量の減少、肌荒れやニキビの改善効果もあり良く内服されています。日本と違って、海外では医師の処方箋なく安く購入できたのも広く普及した原因です。最近では、インターネットなどを通して安く大量に購入できるようになったので日本の女性も手に入れやすくなりました。低用量ピルは薬に含まれている女性ホルモンにより排卵を抑制するため、生理前に増殖する子宮内膜が薄くなり、出血量が減るだけでなく生理痛も軽くなります。低用量ピルは内服を中止すれば、1-3か月で排卵も再開され妊娠も可能ですし、子宮内膜症や子宮体がんなどの病気の発生も抑制することが分かっています。

 

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低用量ピル