プリン体、尿酸値、お薬のタイプ
痛風の原因はビール?
誤解を解いてください
プリン体ゼロならいくら飲んでもOK?


プリン体ゼロというビールが増えたおかげか、家族に痛風の患者がいない人でも「ビール→プリン体→痛風」という関係を口にする人が増えました。たしかに痛風の人はプリン体をあまり摂取しない方が良いのですが、プリン体ゼロのビールならいくら飲んでも良いというわけではありません。ビールじゃなくて蒸留酒の焼酎なら良いというわけでもないのです。

痛風は血液中に尿酸が過剰になることで発症する病気です。尿酸は血液に溶けにくい物質なので、体温が低い足の関節などで結晶化することがあります。それによって関節に炎症が起きて腫れと強い痛みをもたらすのが痛風です。

プリン体の8割は体内で作られます


ではプリン体とは何で、尿酸とどういう関係にあるのでしょうか? プリン体と尿酸についてのよくある誤解を解くために、箇条書きで説明しましょう。

  • プリン体は身体のすべての細胞に欠かせない物質で、おもに細胞核にある遺伝子の材料になります。
  • プリン体の80%は体内で合成され、食品から摂取するのは20%ほどです。
  • プリン体は細胞の新陳代謝によって、古いものは尿酸に変化して尿に混じって排泄されます。
  • プリン体を含む食品を過剰に食べなくても、体内でのプリン体の産生が多く、高尿酸血症になる人がいます。
  • 尿酸値の産生や摂取がそれほど多くなくても、尿酸の排泄機能がわるくて高尿酸血症になる人がいます。女性に痛風患者がすくないのは女性ホルモンのエストロゲンに尿酸の排泄をうながす作用があるからです。したがって、女性も閉経後は痛風になる人がいます。
プリン体とお酒について


痛風の患者は医師にお酒をひかえるように言われると、「プリン体ゼロのビールならいいですか?」とか「ビールではなくて焼酎ならいいですか?」と質問する人がおおぜいいます。たしかにどちらかと言えばその方がましですが、アルコール自体が、分解されるときに尿酸の産生を助けたり、尿酸の排泄を妨げたりします。

また、お酒を飲むと利尿作用が亢進して体が軽い脱水症状になります。それによって血液の水分が少なり尿酸値が高くなります。汗をかく夏に痛風の発作が出ることが多いのと同様に、お酒を飲んで脱水症状ぎみになると痛風の発作が出やすくなります。痛風の患者に、ほぼ毎日かなりの量のお酒を飲む人が多いのは、決して偶然ではなく、プリン体のせいだけでもありません。
痛風や尿酸値を下げるお薬は?


痛風には2つのタイプのお薬があります。
  • 尿酸値が高い人、痛風の発作(痛み)が過去に発症した方の尿酸値を下げる、痛風予防薬。
  • 痛風の発作(痛み)が出た場合の鎮痛(通常の痛みどめは効果なし)


一つ目の尿酸値を下げる有名なお薬が「ザイロリック」で、二つ目の痛風の強い痛みを止める痛みどめが「コルヒチン」です。

男性は30代後半あたりから生活習慣などで尿酸値が高い方が多く、いつ痛風の痛みが出てもおかしくない予備軍に属する方が多いため、コルヒチンを常備しておくことが良いでしょう。また、すでに尿酸値が高めと認識している方は、ザイロリックで尿酸値を下げて痛風を予防することが検討できます。
痛風の治療薬 - ザイロリック、コルヒチン
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