【トピック】 アレルギーについて

【タイトル】 秋の花粉症

【特集内容】

仕事・プライベート、趣味・グルメなど、どんなことにも最も積極的になれる季節――秋。

海外では秋からが新年度という国も多く、秋の物事の進みやすさや効率性・生産性の良さを象徴しています。

そんな躍動的な気持ちになれる秋になぜか夏の終盤から続く不調はございませんか? その夏風邪らしきもの、医療の視点からは『秋の花粉症』を疑います。

 

花粉症は春だけではなく秋にも存在します。メディアの影響もあり、「春特有のもの」とお思いの方が多いかと思います。しかしながら秋の花粉症についても侮ることができず、春に飛散する花粉と異なります。

秋に飛散量が多いものは基本的に繁殖力の強い草花(特に雑草類)の花粉が特徴で、ブタクサ・ヨモギなどのキク科植物を主に、カナムグラ・イラクサなどのクワ科、カモガヤ・ハルガヤなどのイネ科が挙がり、これらがアレルゲンとなり得ます。

主な症状に くしゃみやサラサラとした透明な鼻水が出て鼻が詰まる『アレルギー性鼻炎』、目のかゆみ・目ヤニ・涙目が症状の『アレルギー性結膜炎』があり、こすってしまうことで炎症や「ものもらい」の原因となってしまうので配慮が必要です。特に目の症状は夏風邪では出現しないので割と容易に見分けが付けられます。

 

ご家庭でも可能な秋の花粉症予防策として、何よりアレルゲンとなる花粉が直接鼻や目などに付着しない様 保護することが大切です。

始めに 花粉飛散情報をこまめにチェックしましょう。便利なアプリがありますのでご活用ください。外出時の衣服についてはファーや毛織物など花粉を吸着しやすいものを避け、鼻やお口を守るマスクを着用しましょう。花粉症対策に工夫されたものが種々販売されており、正しく装着することで良い効果を発揮します。花粉が目に付着するのを防ぐ専用メガネもありますので販売店にお尋ねください。

ご帰宅時は玄関前や部屋へ入室する前に衣服や髪の毛に付着した花粉やほこりをよく払って侵入を防ぎましょう。うがい・手洗いを励行し、鼻をかむのも大切です。

そして、こまめな掃除を心がけましょう。花粉症対策用の掃除機やお掃除グッズがその助けになります。

上記一連の対策法はどれも取り入れやすく、慣れてしまえば秋の花粉症以外にも 日常を快適に過ごせるメソッドとして有益です。

 

また、ご自身のアレルゲンとなっている花粉の種類を調べるのに医療機関での『特異的IgE』検査が有効で、少量の採血で済み、保険が適用されますのでご安心の上 受けられます。

アレルゲン(=原因)が分かれば対策・解決方法も工夫できますね。

その一つとして目・鼻の軽い症状を抑えるお薬が様々あり、くしゃみや鼻水の緩和には『アレグラ』や『アレジオン』などの抗ヒスタミン薬や『ザジデン点鼻薬』、目の症状には『IF2 点眼薬』などが身近にあり、医療現場でも積極的に使用されています。

他、医師の処方による各種ステロイド剤もあり 広範な効果を発揮します。

 

秋の花粉症の症状はいずれも日常においてとても煩わしく、QOL(クォリティ・オブ・ライフ=生活の質)が低下してしまいがちです。そんなお身体の不調和を解消し、秋の澄んだ空のようにすがすがしく過ごす…これまで述べましたことがその一助となりましたら幸いです。