自分の身体のサインを見逃さないで! 不正出血に要注意!!

 

本来の生理の時期以外で出血があったことはありますか。おりものがややピンク色になっていたり、性交渉のあとに出血したり。

 

程度や量はさまざまですが、出血量の多少にかかわらず、生理の時期以外の出血は病気のサインの可能性があります。いつも月経不順で、出血が通常の月経かどうかわからないという人は、普段から基礎体温表をつけることで出血と排卵日が一致しているかどうかを確認し、排卵出血か不正出血かを判断してください。また、ごくまれに排卵日と重なって不正出血することもあります。生理の際も、その量や色、期間、生理痛の重さなどがいつもと違っている場合は注意してください。

 

不正出血の原因は非常に多岐にわたりますが、大きくはふたつに分けることができます。ひとつは、子宮ガンや子宮筋腫、子宮内膜炎、膣炎など、子宮や膣などの病気によって起こる出血。これらは器質性出血といわれます。膣炎や子宮頸管ポリープ、子宮膣部びらんなどが原因で、性交渉後に出血することもあります。

 

もうひとつは、ホルモンバランスのくずれによって起こる出血。これは機能性出血といわれます。ホルモンの分泌に関与する脳下垂体や卵巣などの器官の働きが落ちて、無排卵月経や、月経前に少量の出血が続く黄体機能不全などのトラブルが起こっているわけです。

 

このほかにも、クラミジア感染症や妊娠などによって出血している場合があります。

 

こうした原因の中で最も怖いのが子宮がんです。子宮頸がん、子宮体がんともに、初期の段階での自覚症状はほとんどありません。不正出血というかたちになったときには、病気がある程度進行している可能性もあります。

 

半年以内に子宮がんやクラミジアの婦人科検診を受けていない人は、たとえおりものがピンク色になっている程度の出血でも、すぐに婦人科を受診するようにしてください。特に閉経後の出血には注意が必要です。ネット上でも様々な情報があふれていますが、そうした情報と出血の様子を比較して、自己判断することはできません。少しでも異常を感じたらすぐに医師に相談すること、普段から基礎体温表をつけるなどして自分の身体の状態を把握することで、大きな病気への進行を防いだり、不妊や妊娠時のリスクを軽減するようにしましょう。

 

成熟した女性のあかし 「おりもの」の声に耳を傾けよう!

 

「おりもの」について気になることがあっても、なかなか人には聞けないし、婦人科にいくのも気が引けるし。だいたい普段から「おりもの」で下着もベタベタするし、ニオイも気になる――と二の足を踏んだり、「おりもの」に対するマイナスイメージを抱いている人も多いことかと思います。でも実際は、女性の身体を健康に保つ役割をもった大切なもの。その変化に注意を払うことで、身体から出る異常のサインに気づくこともできます。ここでは、「おりもの」についての理解を深めていきましょう。

 

そもそも「おりもの」は、成熟した女性には誰にでもあるもので、女性の身体から「おりてくるもの」です。通常は透明で乳白色をしており、粘性のある液体。子宮や膣、汗腺から出る分泌液が混じりあった集合体で、少々酸味をおびたニオイもします。

 

その働きは大きくわけてふたつ。ひとつは、膣内に潤いを保ち、雑菌の侵入や増殖を防ぐ働きです。内性器は肛門や尿道が近く、大腸菌やブドウ球菌などが入りやすいところ。「おりもの」の中にいるデーテルライン桿菌の役割が、雑菌が増えないようにすること。雑菌や病原体を洗い流したり、老廃物を体外に排出する働きもあわせもっています。このため、「おりもの」の中でこの善玉菌が少なくなったりすると、膣内の抵抗力も落ち、感染を起こしやすくなるのです。

 

酸味をおびたニオイがするのは、実はこのデーデル桿菌が乳酸を分泌するから。この乳酸によって膣の中が酸性度の高い環境に保たれ、雑菌が増殖しにくくなっているのです。ですから、この酸味のあるニオイがするのは、健康な証でもあるといえます。

 

もうひとつの働きが、排卵期に分泌量が増える「おりもの」による、受精の手助けです。精子を「おりもの」で包み込むことで、精子がスムーズに卵子に到達するように働きかけているのです。

 

「おりもの」の量や状態を人に相談することはなかなかできません。実際、「おりもの」は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響を受けて、量も状態も変化しますし、年齢による差や個人差もあります。

 

20歳前後で量が増え始め、妊娠可能期がその量のピークとなります。分泌と関係する卵胞ホルモンが低下しはじめる更年期が近づくにつれ、量も減っていくことに。また、排卵期や月経直前にも増加する傾向があるなど、生理周期によっても変化します。

 

日常生活で気をつけるべきことは、神経質になりすぎないこと。清潔を保つことに留意すればよいのですが、これがいきすぎると大事なデーデル桿菌までも洗い流してしまいかねません。ビデの過剰な使用には要注意です。また通気性をよくするために、しめつけるような下着を身に着けないようにしたり、おりものシートをこまめに替えることを心がけましょう。

 

女性の身体は、女性ホルモンの影響を受けて一定の周期で変化を繰り返すものです。個人差もとても大きいので、自分の年齢に応じた自分なりの「正常値」を知ることで、異常がおきたことをすぐに察知することが重要です。そのためには、基礎体温表をつけて、「おりものの」の状態を把握してください。そうすることで身体から発せられる声に耳を傾けることができます。異常を判断することはもちろん、「おりもの」周期や変化を知ることで、自分なりの身体の周期を知ることもできますので、ぜひ実行してください。

 

排卵期や月経前の一時的な増加以外の時期に量が急に増えたりすれば、感染や膣内の異物が原因かもしれません。これ以外にも出血やかゆみ、ニオイなどの「おりもの」の変化でわかる病気には、カンジダ膣炎、細菌性膣症、トリコモナス膣炎、淋菌感染症、クラミジア感染症、子宮頸管ポリープ、子宮頸ガン、子宮体ガンなどがあります。もし異常を感じたら、すぐに婦人科を受診するようにしてください。


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