花粉症とアレルギー性鼻炎について~その違いや検査、症状や治療法など~

厚生労働省の調査によると、1994年の時点での花粉症・アレルギー性鼻炎の患者数は、1800~2300万人でした。
これは日本の人口の約30%にあたります。
近年の花粉症・アレルギー性鼻炎の患者数の増加は日本だけの現象ではなく、世界中で患者数の増加が問題とされています。
このように花粉症・アレルギー性鼻炎はごく身近な病気です。
ではそんな身近な疾患である花粉症・アレルギー性鼻炎について、その症状や検査、それぞれの違いや治療方法などを見てみましょう。

■花粉症とその具体的な症状

花粉症は植物の花粉をアレルゲンとするアレルギー疾患です。
アレルゲンとは体内の免疫によって排除すべき異物と見なされている物質の事です。
花粉症の場合、この体内の免疫にとってアレルゲンが異物か異物では無いかという判断には、そのアレルゲンが実際に身体にとって害となるものであるかどうかは関係しません。
実際には花粉はそれほど身体にとって脅威的なものではありません。
ですが、一度、免疫のエラーによって身体にとって異物であると認識されてしまった物質は、その物質が体内に侵入する度にそれを排除しようとする免疫の反応がおこります。
花粉症の場合は、この間違って身体にとって害となる異物だと認識されてしまった物質は花粉です。
そのため、花粉に触れる度に鼻水やくしゃみ、鼻粘膜の腫れや涙、目の痒みなど、異物を体外に押し出そうとする反応がおこります。
これらの反応が、具体的な花粉症にともなう症状になります。

■アレルギー性鼻炎と花粉症は違う病気?

花粉症と共にアレルギー性鼻炎という病名もよく耳にします。
花粉症とアレルギー性鼻炎、2つの疾患は異なるものなのでしょうか?
実はアレルギー性鼻炎はさらに大きく2種類に分類されます。
通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎です。
通年性とは一年間を通じてずっと、という意味です。また季節性という言葉にはその季節にだけ、という意味があります。
つまり通年性アレルギー性鼻炎とは、季節に関わりなく年間を通してずっと起こり続ける鼻炎の事を指し、季節性アレルギー性鼻炎とは毎年特定の季節にだけ鼻炎がおこり、その季節が過ぎると症状がおさまるような鼻炎を指しています。
この2つの分類のうち、季節性アレルギー性鼻炎の事を花粉症と呼んでいるのです。

■花粉症の検査

自分が花粉症なのかどうかは病院での検査で確実に調べることができます。 花粉症の検査にはどのようなものがあるのでしょうか。

  • 血中IgE検査
    血液中のIgE抗体というアレルギー性の物質の量を調べる検査と、特定の物質に反応してあらわれるIgE抗体(特異的IgE抗体)を調べる検査があります。
    特異的IgE抗体を調べる検査では、自分が何の花粉に対して花粉症を持っているのかを正確に知る事ができます。
    しかしその分、その他の花粉症の検査に比べると割高な検査となります。
    特異的IgE抗体検査の場合では調べたアレルゲン1種類ごとに費用が掛かります。
  • 皮膚反応検査
    皮膚の表面に小さなひっかき傷を作り、そこに花粉の成分を塗布してその反応を見る事で花粉症の判断をする検査です。
    血中IgE検査に比べるとより安価な検査です。
  • 鼻粘膜誘発テスト
    原因ではないかと考えられる花粉の成分を染み込ませた試験紙を鼻の粘膜に貼り付け、その反応を見ることで花粉症の判断をする検査です。
    血中IgE検査に比べるとより安価な検査です。
  • その他花粉のエキスを点眼して反応を見る検査や、鼻の粘膜をブラシで採取しアレルギーをおこす細胞が無いかを顕微鏡で調べる検査などがあります。

    ■通年性アレルギー性鼻炎の原因物質

    花粉症の検査をしてみたところ花粉にはアレルギー反応が現れなかった、しかし慢性的に花粉症のような鼻炎や目の症状がある、といった場合は通年性のアレルギー性鼻炎かもしれません。
    通年性のアレルギー性鼻炎の原因となる物質には様々なものがあります。
    ほこり(ハウスダスト)、ダニのフンや死がい、ペットのフケやカビなどです。

    ■アレルギー性鼻炎、花粉症の治療方法は違う?

    では花粉症と通年性のアレルギー性鼻炎では、その治療はどのように異なるのでしょうか。
    実は花粉症も通年性のアレルギー性鼻炎もその治療の内容はあまり変わりません。
    それは花粉症も通年性のアレルギー性鼻炎も実際に身体におこる症状は鼻水やくしゃみ、鼻詰まり、目の痒み、充血などであり、ほとんど変わらないからです。
    アレルギー症状の薬物療法(薬を服用する事による治療)は対症療法といって、今おこっている症状を軽減させる治療です。
    そのため、おこる症状がほぼ変わらない、通年性のアレルギー性鼻炎と花粉症では同じような薬剤を使って治療が行われます。

    ■アルレギー性鼻炎、花粉症の一般的な治療

    では実際にアレルギー性鼻炎や花粉症の症状には、どのような治療が行われるのでしょうか。それぞれの治療法についてまとめました。

  • 薬物療法
    医療機関でのアレルギー性鼻炎の治療はまず薬物療法から開始されます。
    薬物療法とは病院や薬局から処方された薬を服用する事による治療の事です。
    アレルギー性鼻炎の治療薬には、季節性(花粉症)の場合も通年性の場合も大きく分けて3種類のグループの薬剤が用いられます。
    3種類のグループとは
    • 抗ヒスタミン薬
      比較的早くアレルギー症状を抑える。予防的な効果は薄い。
      眠気などの副作用が出る場合がある。
    • ケミカルメディエーター遊離抑制薬
      アレルギー症状を素早く治める効果は薄い。症状の起こる前から服用し予防的効果を期待する場合が多い。
      眠気などの副作用はおこりにくいが人による。
    • 副腎皮質ステロイド薬
      現在おきているアレルギー症状を鎮める効果が強い。服用後にすぐに効く即時性があるが、長期間の連用をする事はできない。
      不眠や消化管の荒れなどの副作用がおこる場合がある。
    になります。
    用いられる薬剤の形状は内服薬だけではなく、鼻の症状には点鼻薬や目の症状には点眼薬なども用いられます。
    3つのグループの薬剤を組み合わせた処方が一般的です。
    また3つのグループの薬剤に加え、体質改善や症状の軽減する目的で漢方薬などが用いられる場合もあります。
  • 減感作療法
    アレルギーをおこすきっかけとなる物質をアレルゲンと言います。
    このアレルゲンを薄めて調整した薬剤を皮下に注射する事や、舌下にスプレーする事で徐々に身体にアレルゲンを慣れさせ、最終的にはアレルギー反応をおこさないようにする治療法を減感作療法と言います。
    服薬によるアレルギー症状の治療が、現在起こっている症状を抑えるだけで根本的な治療では無いのに対し、減感作療法はアレルギー症状自体を起こらないようにする事のできる根本的な治療であるといわれています。
    一方で毎月1、2回の通院を2年間~5年間継続する必要がある事や、治療を行っても100%アレルギー症状が治癒するわけでは無く、何割かの人には治療の効果があまり無い、など確実性が無い事、アレルゲンを体内に取り込むために急激に酷いアレルギー症状がおこる危険性がある事、などのデメリットがあります。
  • 手術療法
    アレルギー性鼻炎の症状が特に酷く、薬物療法の効果があまりあらわれない場合には手術を勧められる場合があります。
    鼻内部の粘膜を医療レーザーで焼く手術や鼻の神経の一部を切る手術、鼻の骨の一部を除去する手術などがあります。
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