花粉症にまつわる基礎知識。シーズンが本格的になる前に確認し、早期治療を実行することで、例年よりずっとラクに過ごすことができます。

2月に入り節分を過ぎるとそろそろ花粉症のシーズンが始まります。 花粉症と言えば春の季節的な疾患だと思われていますが、実は多くの地方でその症状の始まり出す時期はまだ真冬で天候も安定しない厳寒の2月のうちです。

花粉症の原因となる様々な植物についてや花粉症の症状について

現在花粉症の原因となる植物は30種類ほどあると言われています。 これらの植物のうちで花粉症の患者数の多い代表的な植物では、花粉の飛散は最も早いもので10月頃から始まります。 最近の治療では花粉症のシーズンの開始に合わせてあらかじめ治療薬の服用をはじめておく事が勧められる場合もあります。 これは症状が最も酷くなるシーズン最盛期の症状をより穏やかなものにするためで、用いる薬剤によります。 このようなタイプの薬剤の場合、自分の身体が反応して花粉症の症状を起こしてしまう植物がわかっていれば、痒みやくしゃみ、鼻水などの自覚症状がまだ無くても、花粉の飛散の開始に合わせて薬の服用を開始する事ができます。 それでは花粉症の原因となる代表的な植物についてやその花粉の飛散時期を見てみましょう。

花粉症の原因となるさまざま植物と花粉症

花粉症の原因となる植物のうちで代表的なものは、スギ、ヒノキ、イネ科植物、シラカバ、ブタクサなどです。

スギとその花粉症

現在もっとも花粉症の患者の多い植物です。 花粉症の70%はスギ花粉症だと言われています。 日本では森林の18%はスギ林であり、これは国土全体の12%にあたります。 スギは日本固有の植物で、中国の一部に生えている他は自生していません。そのためスギ花粉症も日本固有の疾患となっています。 地域的には北海道ではスギ林は少なく、沖縄ではスギは自生しません。そのためこの2つの地域ではスギの花粉症の患者の割合も少なくなっています。 スギの花粉は雄花で作られます。 雄花へと成長する元である花芽は7月頃から作られ始め、この時期に晴れの日が続き雨が少ないと花芽が多く作られます。 雄花はそのまま成長を続け10月頃には完成します。 この頃から徐々に花粉が飛び始めます。 この時期の雄花の量やスギの成長の様子から、翌年の花粉の飛散量を推測する事ができます。 年が明け2月頃になると雄花は開花を始め、本格的に花粉が飛び始めます。 スギの花粉の飛散時期は地域によって幅があります。 関東や北陸、中国地方では2月の頭から4月の終わりまでが花粉の飛散時期です。 中部地方は飛散の開始も飛散期間も長く、11月頭から4月の終わりまで花粉が飛散します。 関西や四国では飛散の開始はやや遅く、2月の半ば頃から4月の終わりまで花粉が飛散します。 九州は飛散の開始も飛散期間もやや短く、飛散期間は2月の半ばから4月の頭となっています。

ヒノキとその花粉症

ヒノキもまた、日本固有の植物であり日本と台湾以外には自生していません。 ヒノキの花粉の飛散時期はスギとほぼ同じですが、スギに比べるとヒノキの花粉の飛散時期の方がやや遅いという特徴があります。 スギとヒノキの花粉はよく似かよっており、スギ花粉に花粉症症状を持つ人の70%はヒノキ花粉にも花粉症を持つといわれています。 そのためにスギとヒノキの2つの花粉症を区別せず、スギ・ヒノキ花粉症と呼ぶ場合もあります。 ヒノキの花粉の飛散時期はスギの花粉の飛散時期の半月~1ヵ月程後です。 関東や北陸地方では2月の頭から5月の終わりまでが花粉の飛散時期です。 四国では2月の終わりごろから5月の半ばまでが花粉の飛散時期です。 関西や北海道、中部や中国地方では飛散の開始はやや遅く、3月の半ば頃から5月半ばごろまで花粉が飛散します。 ヒノキの花粉の飛散期間も九州は短く、3月半ばから4月の終わりが花粉の飛散時期になります。

シラカバとその花粉症

北海道にはスギは生えないため、スギの花粉症はあまり多くありません。 一方で他の地域ではそれほど森林の多くないシラカバ林が多いため、シラカバの花粉症が多くなっています。 シラカバの花粉の飛散時期は4月の半ば頃から6月の始めごろまでです。 シラカバの花粉症を持つ人のうち20~30%の人がリンゴやモモ、さくらんぼ、カキなどの果物を食べた時に口の中が痒くなったり、腫れたりといったアレルギーを持つ場合があります。 これは口腔アレルギー症候群と呼ばれ、シラカバの花粉のタンパク質と果物のタンパク質の形がよく似ているために起こるのではないかと考えられています。

シラカバとその花粉症

北海道にはスギは生えないため、スギの花粉症はあまり多くありません。 一方で他の地域ではそれほど森林の多くないシラカバ林が多いため、シラカバの花粉症が多くなっています。 シラカバの花粉の飛散時期は4月の半ば頃から6月の始めごろまでです。 シラカバの花粉症を持つ人のうち20~30%の人がリンゴやモモ、さくらんぼ、カキなどの果物を食べた時に口の中が痒くなったり、腫れたりといったアレルギーを持つ場合があります。 これは口腔アレルギー症候群と呼ばれ、シラカバの花粉のタンパク質と果物のタンパク質の形がよく似ているために起こるのではないかと考えられています。

イネ科植物とその花粉症

カモガヤやオオアワガエリなどのイネ科の植物も花粉症を引き起こすと言われています。 このような雑草類の花粉は草本(そうほん)花粉と呼ばれます。 これらの植物はスギやヒノキに比べ背が低いため、花粉の飛散する範囲も小さい事が特徴です。 スギやヒノキの花粉が数10kmの範囲で飛散するのに比べ、草本花粉の飛散する範囲は数10m程度です。 イネ科の植物の花粉の飛散時期は4月~10月頃までと長く、夏場です。関西や九州地方では6月~8月の盛夏の花粉の飛散量は比較的少なくなっています。

ブタクサとその花粉症

ブタクサは、スギ、ヒノキについで3番目にその花粉症を持つ患者の多い植物です。 ブタクサはキク科の一年草で1~1.5mの高さを持つ雑草です。 外来種の植物でもともと日本には生息していませんでしたが、第二次世界大戦後に国内に持ち込まれ今では全国に生息しています。 繁殖力が強い事から日本では既存の生態系を壊す恐れのある植物にも指定されています。 ブタクサの原産地は北米ですが世界中に繁殖しています。 温暖化に伴ってブタクサの花粉症は世界中で患者が増加傾向にあります。 アメリカでは人口の5~15%がブタクサの花粉症の症状を持つとも言われています。 ブタクサの種子は土中で40年以上も発芽能力を保つため、根絶は不可能です。 その為アメリカやヨーロッパの各国でもブタクサやブタクサの花粉症への対策をどう取るか議論がつきません。 ブタクサの花粉は7~10月が飛散時期になっています。

花粉症の様々な症状

では実際に花粉症が発症するとどのような症状がおこるのでしょうか。 花粉症というと、くしゃみや鼻水といった鼻に関連した症状が広く知られていますが、実際には目や喉の症状や、不眠や集中力の低下などの精神症状などさまざまな症状がおこります。

ブタクサとその花粉症

鼻粘膜内に花粉が侵入し鼻粘膜に付着すると、花粉を異物とみなし体外に追い出そうとし、身体の免疫反応を起こす事で異物からの攻撃から身体を守ろうとする反応がおこります。 くしゃみや鼻水などです。 花粉症のくしゃみは連続して起こり回数も多くなります。鼻水も風邪などの感染症の場合にでる鼻水と異なって、水のようにさらさらとして透明です。 量も多く、症状の酷い場合には下を向くだけで鼻水が流れ落ちてしまうほどです。 また鼻詰まりが起こる場合もあります。 これは鼻の奥の細い空気の通り道の部分の粘膜が、花粉によるアレルギー反応で腫れてしまい空気が通過出来なくなる事でおこります。 花粉症の鼻詰まりは左右どちらかの鼻でおこる事が多く、両方の鼻が同時に詰まる事は少ないと言われています。

花粉による目の症状

鼻の粘膜での症状と同じように、目の粘膜でも花粉を異物とみなし異物から身体を守ろうとするアレルギー反応がおこります。また花粉を体外に追い出そうとする反応もおこります。 目の痒みや目の充血、止まらない涙などです。 目の周りの粘膜でおこるアレルギー反応から酷い目の痒みの症状がおこります。 眼球表面から侵入した花粉へのアレルギー反応から眼球の血管のアレルギー反応が起こり、目の充血がおこります。 また目の痒みから目をこする事で傷ができてしまい、その傷のために充血がおこる場合もあります。これらの症状は、鼻の症状も目の症状もどれか1つだけがおこるわけではなく、幾つもの症状が同時におこります。 また酷いくしゃみや鼻水、目の痒みなどで熟睡できず不眠の症状が起こる場合や、不眠や鼻詰まりのために頭がぼーっとする、花粉症の症状のために物事に集中する事が出来なくなり集中力の低下がおこる場合もあります。

ジルテック10mg

ジルテック10mg ベストケンコー 1箱(100 錠入)あたり2,484円から 詳細を見る

ザイザル5mg

ザイザル5mg ベストケンコー 1箱(20 錠入)あたり771円から 詳細を見る

アレグラ180mg20錠

アレグラ180mg20錠 ベストケンコー 1箱(20 錠入)あたり1,764円から 詳細を見る

この商品もいっしょに買われました!