花粉症のさまざまな治療薬について~その分類と特徴~

花粉症にはさまざまな治療薬があります。
全身の症状を改善する内服薬に加え、症状の多くおこる場所が鼻や目などの部分である事から、それぞれの部位にだけ用いる点鼻薬や点眼薬も治療に用いられます。
患者人口が多く比較的古くから治療薬の開発の進められてきた分野であるため、治療薬の開発が進むにつれて様々な薬剤が生み出されてきました。
花粉症の治療に用いられている医療用の薬剤についてまとめました。

■内服薬

内服薬はもっとも基本的に用いられる医薬品です。
そのために開発された医薬品も多く、薬剤の種類も多岐にわたります。
服用した薬剤の効果は全身に及びますが、時間の経過とともに身体から薬剤が排出されるため効果を保つためには時間を守った規則正しい服用が必要です。
また消化管を通して薬剤が吸収されるため、胃などを荒らしやすい薬剤では注意が必要となる事、体内で代謝されるため薬剤の作用が減少しやすい事、アレルギー症状部位への即時性が無い事などのデメリットもあります。

  • 第一世代抗ヒスタミン剤
    薬剤:ジフェンヒドラミン(レスタミン)・マレイン酸クロルフェミラミン(ポララミン)など開発の初期に作られた抗ヒスタミン薬のグループです。
    長い期間に積み重なった使用実績を持ち、比較的安全性が確立されています。
    しっかりとした確実な効果を持つ薬剤が多い一方で、人によっては強い眠気や口の渇き、排尿量の減少や頭がぼーっとするなどの副作用を感じる場合も多いデメリットがあります。
  • 第二世代抗ヒスタミン剤
    薬剤:塩酸エピナスチン(アレジオン)・メキタジン(ゼスラン)・ケトチフェン(ザジテン)・セチリジン(ジルテック)・ベポタスチン(タリオン)・フェキソフェナジン(アレグラ)・オロパタジン(アレロック)など 1983年以降に開発された抗ヒスタミン薬のグループです。
    第一世代の抗ヒスタミン薬のデメリットであった、眠気や口の渇きや頭がぼーっといった副作用を軽減する目的で開発された薬剤です。
  • 副腎皮質ホルモン薬と抗ヒスタミン剤の合剤
    薬剤:セレスタミン合剤(セレスタミン)
    セレスタミンは第一世代抗ヒスタミン薬であるマレイン酸クロルフェニラミンと、副腎皮質ホルモン剤であるベタメタゾン吉草酸エステルが1つの錠剤の中に配合された合剤です。
    副腎皮質ホルモンには、アレルギーで過剰となった免疫の反応を適切に調節する作用があります。
    副腎皮質ホルモン剤を配合した事で薬剤の効果が上がり、第一世代抗ヒスタミン薬の眠気の副作用も抑えられたメリットがあります。
    一方で副腎皮質ホルモン剤が配合されている事から、漫然とした長期の連用は推奨されず短期の使用しか出来ないというデメリットがあります。
  • ケミカルメディエーター遊離阻害薬
    薬剤:クロモグリク酸ナトリウム(インタール)・トラニラスト(リザベン)・アンレキサノクス(ソルファ)・イブジラスト(ケタス)・レビリナスト(ロメット)・ベロミラストカリウム(アレギサール・ベミラストン)など アレルギー症状の原因となる体内の物質はヒスタミンだけでは無い事がわかっています。
    ヒスタミンは肥満細胞とよばれる細胞から分泌されますが、この肥満細胞はヒスタミンの他にロイコトリエン、プロスタグランジン、トロンボキサン、PAFなども分泌しています。
    これらの物質もまた、体内のアレルギー症状を引き起こす物質です。
    このような肥満細胞から放出される物質類は、ケミカルメディエーターと呼ばれています。
    ケミカルメディエーター遊離阻害薬と呼ばれる薬剤のグループは、これらのケミカルメディエーターが肥満細胞から分泌されるのを防ぎます。
    抗ヒスタミン剤にくらべて即時の効果が得られにくいなどのデメリットもありますが、眠気などの副作用が起こりにくいという利点があります。
  • ■点鼻薬

    点鼻薬とは鼻の穴から鼻の奥に向けて、スプレー状の薬剤を吸い込むように噴霧する薬剤の事です。
    くしゃみや鼻水、鼻詰まりなどのアレルギー症状のある部位に直接薬剤を届ける事ができるため、内服薬に比べ即効性があります。
    一方で点鼻できる形状に薬剤を調整する必要があるため、内服薬に比べ割高となる事が多い事や、薬剤の全身への効果は薄いこと、薬剤のアプリケーターなどを清潔に保つ必要があり、薬剤の保存できる期間が短い事などのデメリットがあります。

  • 抗アレルギー薬(点鼻)
    薬剤:クロモグリク酸ナトリウム(インタール点鼻)・アンレキサノクス(ソルファ点鼻)など
    ケミカルメディエーター遊離阻害薬とよばれるグループの薬剤を、鼻粘膜に用いることができるように調整した点鼻薬剤です。
    即時の効果を目的とする薬剤ではなく、花粉症の時期を通して規則正しく使用を続ける事で予防的にアレルギー症状を抑える効果をもちます。
    点鼻剤の場合は同じ成分の薬剤でも全身の症状への効果はほぼ無くなります。
  • 抗ヒスタミン薬(点鼻)
    薬剤:フマル酸ケトチフェン(ザジテン点鼻)・レボカバスチン(リボスチン点鼻)など
    抗ヒスタミン薬と呼ばれるグループの薬剤を、鼻粘膜鼻粘膜に用いることができるように調整した点鼻薬剤です。
    ケミカルメディエーター遊離阻害薬を用いた点鼻薬と比べると比較的即時的な効果が得られやすい薬剤です。
    一方で抗ヒスタミン薬であっても、全身への作用が少なく眠気などが出にくいという利点があります。
  • 副腎皮質ホルモン薬(点鼻)
    薬剤:プロピオン酸フルチカゾン(アラミスト点鼻・フルナーゼ点鼻)など
    副腎皮質ホルモン(ステロイド)にはアレルギー症状の炎症を強力に抑える作用があります。比較的即時的な症状の改善の作用があります。
    副腎皮質ホルモン薬の点鼻剤には、鼻粘膜におこった炎症に直接薬剤を届ける事で炎症を抑える事ができる利点があります。
    また噴霧した鼻粘膜だけに作用し全身への効果を持たないため、連用による副作用の心配が軽減されるという利点もあります。
    副腎皮質ホルモン薬であっても比較的長期に渡って使用する事ができる薬剤です。
  • 血管収縮薬(点鼻)
    薬剤:硝酸ナファゾリン(プリビナ点鼻)など
    花粉症の症状がおこりひどい鼻詰まりが起こっている時には、鼻の奥の粘膜の毛細血管が腫れて拡張している事がわかっています。
    血管収縮薬の点鼻薬には血管の腫れを即座に引かせる作用があります。
    使用後即時の効果がある一方で、長期に連用すると薬が効かなくなってしまうというデメリットがあります。

     

  • ■点眼薬

    目の痒みや充血、涙目などの症状は内服薬ではなかなか回復しない事も多く、眼球に直接薬剤を届ける事のできる点眼薬が用いられます。
    点鼻薬と同じくアレルギー症状のある部位に直接薬剤を届ける事ができるため、内服薬に比べ即効性があります。
    一方で全身の症状への薬剤の効果はありません。
    また点眼薬は繊細な部位である目の粘膜に直接触れる薬剤であるため、厳密な無菌調剤で精製される事や、成分を眼球のPHに合わせて調整する必要があるなど、薬剤を作る上での制約が多く内服薬に比べ割高になります。
    また一度開封した点眼薬の使用期限が短い事、雑菌の繁殖を抑える為に清潔な取扱いを求められる事、などのデメリットがあります。

  • 抗アレルギー薬(点眼)
    薬剤:クロモグリク酸ナトリウム(インタール点眼)など
    ケミカルメディエーター遊離阻害薬とよばれるグループの薬剤を目に用いることができるように調整した点眼剤です。
    即座に痒みを抑える効果はあまりなく、花粉症の時期を通して規則正しく使用を続ける事でアレルギー症状を抑える予防的な効果をもちます。
    点鼻剤の場合と同じく、全身の症状への効果はありません。
  • 抗ヒスタミン薬(点眼)
    薬剤:フマル酸ケトチフェン(ザジテン点眼)・レボカバスチン(リボスチン点眼)など
    抗ヒスタミン薬とよばれるグループの薬剤を目に用いることができるように調整した点眼剤です。
    抗アレルギー薬点眼に比較すると、こちらのグループの点眼剤の方が即座に痒みを抑える作用を強くもっています。一方でアレルギーの悪化に備えた予防的な効果は持ちません。
    点鼻剤の場合と同じく、全身の症状への効果はありません。
  • 副腎皮質ホルモン薬(点眼)
    薬剤:フルオロメトロン(フルメトロン点眼)・ベタメタゾン吉草酸エステル(リンデロン点眼)など
    抗アレルギー薬点眼剤、抗ヒスタミン薬点眼剤に比較すると、もっとも強く痒みを抑える作用があります。また即時性もあり酷い痒みの症状をしずめます。
    内服の副腎皮質ステロイド剤に比べると全身の副作用を持たないという利点がありますが、やはり点眼薬も長期の漫然とした使用は推奨されません。
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