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ニキビとは(思春期のニキビと大人のニキビ)

ニキビは正式名称を尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。

通常の状態では、毛穴の皮脂腺から皮脂が分泌され、肌の表面に薄い膜を作り、肌からの水分蒸発を防ぐ保湿・保水作用や抗菌作用が機能しています。肌の表面にはアクネ菌をはじめ多くの常在菌が存在しており、皮脂の量が適度に保たれているときには一定の割合で大きな増減はしません。皮脂が何らかの理由で過剰に分泌されると、毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が皮脂をエサとして増殖してしまいます。これがきっかけで肌のバランスが崩れて引き起こされる毛穴の慢性炎症がニキビです。

ニキビができたばかりの発疹は面皰(めんぽう、コメド)とよばれ、非炎症性で自覚症状はありません。炎症が起こると紅色丘疹、膿疱といった皮疹が現れ、重症例では結節を形成することもあります。炎症の大きさ・深さや肌質によってはニキビ跡として、赤み、シミ・色素沈着、瘢痕(クレーター、皮膚の凸凹)やケロイドとして残ってしまうことがあるため、適切なケアと治療が必要です。

思春期ニキビと大人ニキビは起こる原因や場所が異なるため、同じものと考えてケアすると悪化する可能性があります。それぞれの違いを理解して、正しいケアを行いましょう。

①思春期ニキビ

13〜18歳頃までの第二次性徴期に発生するニキビです。

成長の過程で男性ホルモンの分泌が増加し、皮脂腺が刺激されて皮脂の分泌が急増するため、毛穴からの排出が間に合わず残った皮脂が古くなった角質などとともに毛穴づまりを起こすのが思春期ニキビの原因です。

皮脂腺の多い額から鼻にかけてのTゾーン、こめかみ、頬などに発生しやすいことが特徴です。特にTゾーンは、毛穴の数が顔の他部位と比較して約7倍もあるため、皮脂分泌が活発でニキビが発生しやすくなります。

毛穴の中でアクネ菌が増殖すると炎症性のニキビになりますが、成長期の終わりに伴い男性ホルモンの分泌が落ち着くことで、20歳前後までに自然に収まっていく場合がほとんどです。

しかし、思春期ニキビは炎症を起こすことが多く、治ってもニキビ跡が残る可能性が高いため、適切なケアが必要です。成長に伴う現象なので根本的な改善よりも対症療法が基本になります。

塗り薬や飲み薬を用いて悪化を防ぐ対症療法を行ったり、ビタミン剤の服用で皮脂分泌を抑えたりします。

スキンケアも皮脂対策が中心です。こまめに洗顔をして皮脂を洗い流し、皮脂分泌を抑える化粧水や保湿剤でケアをします。市販のニキビ薬も、思春期ニキビ用のものは皮脂分泌を抑え、毛穴周辺を乾かす成分が含まれています。

②大人ニキビ

大人ニキビを引き起こす原因としては、皮脂の過剰分泌だけではなく、肌のバリア機能低下・ターンオーバーの乱れによる過角化(角質が厚くなること)、化粧品やメイクによる毛穴づまりなどがあります。女性の場合には女性ホルモンバランスの乱れ(黄体ホルモンの増加、エストロゲンの低下)が影響することもあります。生活習慣やストレス、食事、睡眠などが原因と深く関わるため、繰り返し発生してなかなか治らないことが多いです。

大人ニキビは皮脂の過剰分泌だけが原因ではないので、皮脂腺の少ない部分にも発生し、Uゾーンとよばれる顎や口周り、フェイスラインにできやすいことが特徴です。

様々な要因が複雑に絡み合って起こるため、肌だけではなく心身の調子も整えて根本的な改善を行わないと治りにくいため、肌のケアにくわえて生活習慣の見直しやストレス解消などの対処が必要となります。


ニキビの原因

思春期ニキビと大人ニキビでも原因は異なりますが、皮脂の分泌増加による毛穴づまりがニキビを引き起こすというメカニズムは同じです。

皮脂の分泌を増加させる原因

①成長ホルモンの分泌増加

思春期になると分泌が増え、それにより特にTゾーンの皮脂分泌が増え、ニキビができやすくなります。

②男性ホルモンの分泌増加

思春期になると、特に男性に多く分泌されるの男性ホルモンは、女性にも分泌されています。第二次性徴期以降は、ストレスなどにより分泌が増加して、大人ニキビの大きな原因となります。男性ホルモンは、皮脂の分泌を活性化して、皮膚の角化を促す働きがあります。

③ストレス

過度の緊張や疲労などにより心身に負担がかかると自律神経に変調をきたし、緊張をつかさどる交感神経とリラックス状態をつかさどる副交感神経のバランスが崩れます。その結果、脳下垂体から副腎皮質ホルモンが大量に分泌されます。副腎皮質ホルモンは抗ストレス作用を持っていますが、男性ホルモンの分泌を促進する作用もあるため、皮脂の分泌が増加します。強いストレスや慢性的なストレスは、皮脂の過剰分泌を引き起こします。

④睡眠不足

睡眠不足は心身に緊張状態をもらたすため、自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になります。交感神経には男性ホルモンの分泌を促す作用があるため、皮脂の分泌が増加します。

⑤女性ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンは黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が月経などの周期によって変動することで一定のバランスが保たれています。黄体ホルモンは男性ホルモンと構造が似ていて皮脂分泌の作用があり、排卵後の高温期には、黄体ホルモンの分泌増加によって、ニキビができやすく、またすでにできているニキビも悪化しやすくなります。

⑥偏った食事

脂質の多い食事は皮脂の分泌を増加させますが、それ以外にも影響するものがあります。動物性脂肪や糖質の過剰摂取は皮脂腺を刺激するため皮脂分泌を増加させます。炭水化物の中にはGI値(食後の血糖値)を急激に上昇させるものがあります。血糖値を下げる働きをするインシュリンには男性ホルモンを刺激する作用があるため、高GI食ばかり摂取していると皮脂分泌が増加します。ビタミンB2、B6には皮脂分泌をコントロールする働きがあるので、これらのビタミン類が不足すると皮脂の過剰分泌が起こることもあります。

毛穴づまりの原因

①皮脂の分泌増加

前述した、皮脂の分泌を増加させる要因は毛穴づまりを引き起こします。

②紫外線

紫外線ダメージを受けると、肌を保護するためにバリア機能が働いて角質が厚くなります(過角化)。また同様に、紫外線から肌を守ろうとして発生する活性酸素が肌への刺激となることでターンオーバーが乱れ、過角化が起こり毛穴づまりの原因となります。

③間違ったスキンケア

過剰なクレンジングや洗顔で皮脂を取り過ぎてしまうと、肌のバリア機能が低下して、刺激から肌を保護するために過角化が起こります。ニキビの原因菌は肌のバランスを保つために必要な常在菌なので、詰まった毛穴の中で増殖しない限り過度に殺菌する必要はありません。また、保湿が不十分だと、角質層の水分が不足して肌のターンオーバーが乱れ、古くなった角質が剥がれずに硬くなっていきます。ニキビケア用のクレンジング剤や洗顔料も、丁寧に洗い流さなければ毛穴づまりの原因となってしまいます。注意しなければならないのは、ニキビケア化粧品が思春期ニキビ用なのか大人ニキビ用なのかということです。思春期ニキビ用のスキンケア化粧品は、皮脂の分泌を抑制し、アクネ菌を殺菌する成分が主となっています。大人ニキビに対しては保湿も重要なので、成分を間違えると過角化やニキビの悪化につながる可能性があるので気を付けましょう。

④乾燥

肌の乾燥はバリア機能を低下させ、刺激から肌を守ろうとして角質が厚くなります。肌の乾燥は保湿不足による角質層の水分喪失が原因です。洗顔後はすぐに化粧水を使用し、水分の蒸発を防ぐために美容液や乳液、クリームなどでうるおいを閉じ込めましょう。

⑤メイク

化粧品やメイクは、毛穴を詰まらせる直接的な原因になります。リキッドファンデーションやコンシーラーなどのメイク用品は、毛穴に入り込んで蓄積してしまう可能性があります。

⑥生活習慣の乱れ

ストレスや睡眠不足は、男性ホルモンの分泌を促し、皮脂の過剰分泌を引き起こすだけでなく、過角化を起こして毛穴づまりの原因となります。食事面では、肌細胞の生成に必要なタンパク質や必須脂肪酸、肌の新陳代謝を助ける作用のビタミンAやビタミンB群が不足すると、肌のターンオーバーが乱れて、過角化につながります。


ニキビのできる場所

ニキビは、脂腺性毛包、つまり皮脂を分泌する毛穴が存在する顔面、前胸部、背中の上部などに発生しやすいです。その他、髪の生え際や頭皮、耳や首・デコルテ、腕、お尻、陰部などにもできることがあります。

背中ニキビ

背中は元々皮脂の分泌が多い場所なので、ホルモンの作用や食生活などの影響で、通常時よりも皮脂の分泌が増加し、毛穴づまりが起こるとニキビができてしまいます。

入浴の際、洗い方が十分でないと、余分な皮脂や古い角質が溜まってしまいます。背中は他の部位と比べて特に洗いにくく、洗い残しも起こりやすい場所です。ボディーシャンプー、洗髪時のシャンプーやヘアトリートメントの洗い残しが背中の毛穴を詰まらせる原因となることもあります。背中に流れたシャンプー類を残さないために、洗う順番にも気を付けましょう。髪→顔→身体の順で洗い、しっかりと洗い流すようにするのがおすすめです。

背中は自分で手が届きにくくケアしにくい部分です。皮脂腺が多い上に顔と比較して皮膚が厚くて硬いため、ニキビができると悪化しやすく、ニキビ跡も残りやすい傾向があります。背中を洗う際には、タオルやボディブラシでゴシゴシ強くこすらないようにしてください。肌への強い刺激はバリア機能を低下させ、できているニキビを傷つけて炎症を悪化させる原因となってしまいます。優しく丁寧に洗うように心がけましょう。

デコルテ(前胸部、胸元)ニキビ

原因としては2つ、蒸れと乾燥が挙げられます。

特に女性の場合、下着や衣服による蒸れが影響している場合が少なくありません。きつめのブラジャーや補正下着、通気性の悪い服などで胸元が蒸れて衛生状態が悪くなり、ニキビの原因菌の活動が活発になりやすいといわれています。

胸元の乾燥はケア不足によって起こります。顔や手足など目立つ部分のケアはしても、胸元まで気が回らない場合、洗った後の保湿が不十分だと肌が乾燥してバリア機能が低下します。

胸元ニキビの対処法としては、締め付けのある下着・服装をなるべく避けて、通気性の良い衣服や肌に優しい天然素材ものを選び、胸元部分の肌の保湿ケアを怠らないことが大切です。


顔のニキビ

顔の中では、Tゾーン(額から眉間、鼻にかけての領域)、Uゾーン(顎や口周り、フェイスライン)、頬などにニキビができやすいです。

Tゾーンのニキビ(特に額)

思春期ニキビの原因が皮脂の過剰分泌であることから、皮脂腺の多い額にできやすい傾向があります。思春期に皮脂の過剰分泌が起きるのは、第二次性徴によるホルモンバランスの変化の影響です。年代に関係なく共通する額ニキビの原因としては、皮脂の分泌増加以外に、物理的な接触と刺激が考えられます。例として、髪の毛や手が触れる、帽子をかぶるときにあたる、シャンプーの洗い残し、整髪料の付着などが挙げられます。

思春期の額ニキビは第二次性徴期の終わりとともに落ち着いてくることが多いです。大人ニキビの場合には、皮脂の過剰分泌と毛穴づまりを防ぐ以外に、例に挙げた外敵刺激(前髪、帽子など)を排除する、適切なスキンケアが対処法となります。額ニキビが気になる場合には、シャンプー類の洗い残しが刺激となって毛穴づまりを起こさないように、髪→身体→顔の順番で洗い流すようにしましょう。原因を根本的に解決できれば、Tゾーンのニキビは比較的速やかに治すことができます。

Uゾーンのニキビ

男性は思春期ニキビ、女性は大人ニキビができやすい部位です。顎には男性ホルモンの受容体が多く存在するため、Uゾーンのニキビには、男性ホルモンが大きく影響しているといわれています。顎は肌のターンオーバーが遅く、ニキビ跡が残りやすいのが特徴です。特に思春期の男性は、炎症の強いニキビができやすいので注意しましょう。大人のUゾーンニキビにもホルモンが大きく関係していますが、その原因は思春期の皮脂分泌増加とは異なり、ストレスや睡眠不足などによるホルモンバランスの乱れです。また、顎やフェイスラインは無意識のうちに手でいじりやすい部位であることも、ニキビの発生や悪化の原因となっています。スマホの使用や頬杖も広範囲にわたる肌の圧迫刺激になります。刺激から肌を守るために過角化が進むだけでなく、手や物についている汚れや雑菌がニキビを悪化させる可能性があります。Uゾーンは紫外線対策やメイク落としの際にケア不足が起こりやすい部位でもあります。日焼け止めはきちんとUゾーンから首にかけても使用して、クレンジングもきちんとするように気を付けましょう。男性の場合は、顎やフェイスライン、口周りに髭が生えていることがニキビの原因となります。髭剃りが刺激となり、Uゾーンの過角化が発生することで、ニキビができやすい状態になってしまうのです。カミソリの刃を強く当てたり、毛穴と逆方向に動かしたり、同じ部分に何度も刃を当てたりすると、角質を剥がしてしまい、肌のバリア機能が低下して毛穴から雑菌が侵入しやすくなります。このため、男性の方が女性よりもUゾーンのニキビが重症になる傾向があります。

特に顎は、それほど汗をかかない部分なので、他の部分と比較すると毛穴が発達しておらず、皮脂の分泌が少し増えただけで、すぐに毛穴が詰まってしまいます。肌のターンオーバーも遅いため、ニキビが治りにくく、治ってもニキビ跡が残りやすい部分だということを認識し、適切なスキンケアと原因となりえる生活習慣の見直しをしましょう。

口周りのニキビは、普段できないのに、体調不良のときにできやすいという特徴があります。疲労やストレスのほか、風邪など免疫力の低下したとき、胃腸の調子が悪いとき、暴飲暴食を繰り返したとき、便秘・下痢が続いているなど腸内環境が悪化しているときなどに発生しやすくなります。また、口周りは食事の残りカスが付着しやすくニキビの原因菌が繁殖しやすい、皮膚が薄く乾燥しやすいといったニキビができやすい環境でもあります。

Uゾーンのニキビを隠すためのメイクやマスクの着用がニキビをさらに悪化させることがありますのでご注意ください。


大人のニキビ

いわゆる”吹き出物”ともいわれる20歳を超えてからできるニキビを大人ニキビといいます。同じ場所に繰り返しできることが多く、思春期ニキビとは原因も治療も異なります。適切なケアをしないと炎症を繰り返してニキビ跡が残ってしまう場合があるので注意しましょう。大人ニキビに対しては、ひとつとは限りませんが、原因を特定して正しい対処を行います。

原因のひとつは思春期ニキビと同じ、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌です。ですが第二次性徴期に伴う男性ホルモン増加が原因の思春期ニキビとは違い、不規則な生活や強いストレスなど引き起こされるのが大人ニキビです。

他の原因として、加齢や生活習慣、間違ったスキンケアによる肌のバリア機能の低下が考えられます。 特に現代社会においては、不規則な生活,睡眠不足、仕事や家庭のストレスなどに悩む方々が多く、それらの悩みが大人ニキビを引き起こしているのです。

周期ニキビといって月経周期によって毎月繰り返される大人ニキビもあり、これには黄体ホルモンの分泌増加が関わっています。

大人ニキビの原因から自分に当てはまりそうなものを見つけ、根本的な原因を排除するため、取り入れられるケアから始めていきましょう。

生活習慣の改善には、食事、睡眠、運動、ストレス解消などがあります。バランスの良い食事やサプリメントの摂取、十分な睡眠時間の確保、新陳代謝を活発にするための適度な運動、自分なりのストレス解消法(暴飲暴食はダメです)を見つけ、健康的な生活を心がけましょう。肌のバリア機能を正常化するためにも、正しいスキンケアを行うことが大切です。摩擦による刺激を与えず、しっかりと保湿を行うことを基本にしてください。


ニキビの種類(白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビ→紫ニキビ)

ニキビはその症状の段階によって種類分けすることができます。できたばかりの状態が白ニキビで、段階を経て進行していきます。

ニキビは予防や再発防止が重要ですが、できてしまったら炎症が発生もしくは悪化する前に適切な対処をすることがとても大切です。

①白ニキビ

角質が硬くなって皮脂が毛穴の中に蓄積され、塊となったものが面皰(めんぽう、コメド)です。周辺の皮膚の色は正常で、表面の隆起もほとんどなく、白くポツンとできて毛孔が開いていない初期段階のものが白ニキビです。面皰を押すと白か黄色っぽい塊や粘りけのある液体(溜まった皮脂)が出てきます。

②黒ニキビ

白ニキビから少し症状が進んだものが黒ニキビです。溜まっている皮脂が毛孔を押し広げて毛孔が開き、肌の表面に出てきます。その皮脂に汚れがついたり、酸化したりして先端が黒っぽく変化するため、肉眼でわかる場合もあります。まだ炎症を起こしていないので、面皰だけを押し出せば治ることがあります。

③赤ニキビ

いわゆる”ニキビ”の完成です。白ニキビ、黒ニキビを放置して炎症が起きてしまった状態で、ここまでくると抗生物質の治療が必要となります。アクネ菌が、毛穴の中で皮脂をエサにして繁殖することで炎症が起こります。アクネ菌は元々皮膚に存在する常在菌で、悪玉菌ではありません。空気のあるところでは生きられない嫌気性菌のため、毛穴の奥などに潜んでいます。赤ニキビは毛穴や周辺の皮膚が赤くなるため、表面からも炎症が確認できます。治った後も色素沈着やクレーターなどのニキビ跡が残る可能性があるため、触れたり潰したりしないようにしてください。

④黄ニキビ

赤ニキビの炎症がさらに強くなり、膿んだ状態が黄ニキビです。表面に現れた膿は黄色い色を呈しています。この段階になると、アクネ菌がリパーゼという酵素を産生し、毛穴の組織を壊し始め、周囲の毛穴にも炎症が広がります。炎症のダメージが真皮におよんでいる場合があり、ニキビ跡が残ってしまうリスクがさらに高くなります。

⑤紫ニキビ(結節性ニキビ)

毛穴の奥深くに膿と血液が混ざり合って溜まっている状態です。しこりのようになっていて、触れるとごりごりした感触があります。黄ニキビよりもさらにニキビ跡が残る可能性が高くなります。


ニキビ予防と薬

ニキビ予防(詳しくは”ニキビの原因”を参照)

①原因の排除

過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴づまりを起こさないことが前提となります。その上で考え得る原因を生活から排除していきましょう。

②正しいスキンケア

洗顔のしすぎは肌の乾燥をまねき、バリア機能を低下させてしまいます。また、過剰な皮脂分泌を抑えるといっても肌の保護のためには適度な油分が必要です。しっかり保湿を行い、水分と油分のバランスを保つようにしましょう。自分の状態や肌質に合ったニキビケア化粧品を使用するのもおすすめです。肌への刺激が少なく、ニキビの炎症を抑える成分が含まれており、オイルフリーのものを選ぶと良いでしょう。

ニキビの治療薬

ニキビは毛穴の病気であるということを認識し、セルフケアに限界を感じたときや症状の改善がみられない場合は、重症化する前に専門の医師に相談するようにしましょう。

①外用薬

  • 抗生物質:アクアチム(ニューキノロン系)、ダラシン(リンコマイシン系)

     主に赤ニキビに対して炎症を抑えるためアクネ菌の殺菌を行います。

  • ディフェリンゲル(アパダレン):軽いピーリング効果もあります
  • トレチノイン:保険適応外

     できてしまったニキビの治療だけでなく、目には見えない毛穴づまりや過角化に対する効果も期待できます。

②内服薬

  • 抗生物質:ルリッド、クラリス(マクロライド系)、ミノマイシン(テトラサイクリン系)

    ニキビの炎症が重度の場合には外用だけでなく抗生物質の内服を行います。

  • ホルモン剤:低用量ピル

    女性ホルモンのエストロゲンを補充することによって、男性ホルモンの分泌増加が原因のニキビを改善できます

  • ビタミン剤:ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC

    ビタミン不足は、ニキビの原因になるため、皮脂の分泌量を調節したり、肌や粘膜を正常に保つなどの作用があるビタミン剤が処方されることがあります。

③注射

  • 抗生物質
  • ステロイド剤

重度の炎症が発生しているニキビや、クレーター状のニキビ跡の治療のため、病変部に直接注射する治療が行われることもあります。

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