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性病(STD)編・症状とお薬ガイド


性病とは?


性病とは、異性あるいは同性間の性交あるいは性交類似行為によって感染する病気で、正式には性感染症と呼ばれます。


従来の性病は4種類に限定され、厳密には性病=性感染症ではなかったのですが、 現在では新たに性感染症と認定される感染症が増加してきたため、性的接触と通して感染する病気を総称して性感染症としています。英語の頭文字をとってSTD:Sexually Transmitted Diseases もしくはSTI:Sexually Transmitted Infectionと呼ばれることもあります。


性感染症といっても、感染する場所は性器だけではなく、咽頭(のど)にも感染します。感染者の性器、肛門、口などから分泌される精液や膣分泌液、唾液や血液などが、皮膚や粘膜、血液(傷口)などを通して介して感染します。つまり、通常の異性間性交だけではなく、オーラルセックスやアナルセックス、梅毒など一部の病気ではディープキスでも感染することがあります。日常生活においては通常感染することはありません。


性病は自然治癒することは少なく、感染初期においては自覚症状がない性病もあり、気付くことなく放置してしまうことが多いようです。そのまま放置すると症状が進行していきます。すると男女ともに不妊の原因となったり、感染して炎症を起こした粘膜が弱くなって他の性病も併発したり、HIVに感染しやすくなったり、出産時に子供に感染したりする可能性があります。


自覚のないまま自分が感染者となっていて、他の人にうつしてしまうこともあるため、性病を疑うような症状が現れたり、性病に感染した可能性が考えられたりした場合には、すぐに検査を受けることが大切です。もしも性病に感染して検査が陽性であれば、直ちに治療を受けましょう。できるだけ早く適切な治療を受けることで、性病の大半は完治します。早期発見・早期治療を心がけましょう。


性病は誰にでも感染する可能性がある病気です。特定のパートナーとだけ性行為をしているから性病に感染する心配がないということではありません。なぜなら、自分や相手の過去のパートナーに感染者がいる可能性は否定できないためです。現代では性経験の低年齢化や高齢化社会に伴い、中高生から中高年以上の方まで幅広い年齢層で性病の感染率が増加しています。



クラミジアとは?


日本におけるクラミジア感染者数は100万人以上といわれ、世界でも最も感染者数の多い性病です。特に10代後半から20代にかけての若年層での感染者が増加しています。自覚症状がない場合が多く、気付かないまま放置して進行すると男女ともに不妊の原因となることがあります。


病原体:クラミジア・トラコマティス


潜伏期間:1〜3週間


症状:オーラルセックスによる感染では咽頭炎や慢性扁桃炎になることがあります。しかし、初期の場合、発熱や喉の痛みがあるため、風邪と勘違いする人も多いようです。医師診察時において、クラミジアに感染した可能性があることを伝えることが、非常に重要です。


男性→尿道炎や精巣上体炎(副睾丸炎)になると、軽い発熱、尿道からの膿、軽い排尿時痛、尿道のかゆみや不快感、 精巣上体の腫れや軽い痛みなどが認められます。感染しても特に初期の場合にはこのような症状が出ないことが多く、放っておくと前立腺炎や血精液症になってしまうこともあります。


女性→子宮頸管(子宮の入口あたり)へ感染し、子宮頸管炎を起こします。おりものの増加、不正出血、下腹部痛、性交時痛などの症状が認められます。このような症状は女性であれば、経験したことのあるよう症状であるため、放置されやすいようです。また感染者の半数以上が無症状といわれており、放置すると、感染が腹腔内にまで及び、骨盤内で卵管炎を起こし、卵管を狭くしてしまいます。


その結果、不妊や子宮外妊娠の原因となります。さらに上腹部へ感染が広がると肝周囲炎や腹膜炎を引きおこすこともあります。特に腹膜炎ともなると激しい炎症による重度の疼痛を伴います。抗生物質などの投薬だけで治療できる場合もありますが、症状によっては開腹して洗浄することもあり、さらに癒着などが起こっていると除去処置(外科手術)が必要になることもあるようです。


治療:クラミジアに効果のある抗生剤を1日~1週間内服します。マクロライド系(ジスロマック、クラリスなど)、ニューキノロン系(クラビット、ガチフロなど)、テトラサイクリン系(ミノマイシン、ビブラマイシン)など


■最も良く処方される治療薬:マクロライド系、ニューキノロン系抗生物質・ジスロマック錠:クラミジアに対しては、1000mgを1回服用するだけで治療が完了します。ジスロマックを病院で処方された場合の必要なお薬代は、246.2円/250mg・1錠×4錠で約1000円。健康保険を使用した場合、330円程度ですが、これに加えてその他諸費用が必要ですので、実際は3000円以上の費用が必要になります。


しかし、ジスロマックのジェネリックであるアジー1000mgであれば、1箱10錠入りを4000円程度で購入することが可能です。クラミジアに対しては1錠の服用でよいので、400円程度で治療を行うことができます。


・クラビット錠:クラミジアに対しては、1回500mgを1週間連続服用する必要があります。クラビットを病院で処方された場合の必要なお薬代は、415.7円/500mg・1錠×7日で約3000円。健康保険を使用した場合1000円程度ですが、実際には3500円以上の費用が必要になります。クラビットのジェネリックであるクラビットジェネリック500mgであれば、1箱10錠入りを900円~3000円程度で購入することが可能です。したがって、630円~治療することが可能ということです。



淋病とは?


淋病とは淋菌感染症のことです。あらゆる性行為で感染しますが、性風俗でのオーラルセックスによる感染が多いといわれ、男性に多く見られる性病です。非常に感染力が高く、感染者との1回の性交で約30%感染するとされ、淋病の人のうち20〜30%がクラミジアに同時感染しているともいわれています。病気が進行すると男女ともに不妊の原因となりえます。


病原体:淋菌


潜伏期間:2〜7日


症状: オーラルセックスにより咽頭への淋菌感染が増加しており、のどの腫れや痛み、発熱などを起こします。ただし咽頭感染の場合は無症状のことも多いです。


男性→主に尿道に感染します。2日~7日の潜伏期間のあと、急性尿道炎の症状(黄緑色の膿や、排尿し始めの強い痛みなど)がでてきます。さらに感染が進みと精巣上体炎(副睾丸炎)になると、発熱、尿道からの多量の黄色っぽい膿、激しい排尿時痛、尿道のかゆみや不快感、 精巣上体の腫れや強い痛みなどが認められます。検査や治療をせずに放っておくと、 前立腺炎や血精液症になってしまうこともあります。稀ではありますが、精巣上体炎では陰嚢部の激痛が起こることがあり、2つある精巣の療法が精巣上体炎になると、精子の通り道がなくなってしまうことから、治療できたとしても、その後に無精子症となることがあります。


女性→子宮頸管(子宮の入口あたり)へ感染し、子宮頸管炎を起こします。おりものの増加、不正出血、下腹部痛、性交時痛などの症状が認められます。ただし多くは自覚症状がないため、放置されることが多いようです。放置されることで感染が腹腔内にまで及び、骨盤内で卵管炎を起こし、卵管の狭窄や閉塞が起こり、不妊や子宮外妊娠の原因となることがあります。


治療:近年では淋菌の薬剤耐性が著明で効果的な治療薬が限られています。実際に2007年4月にはアメリカのCDC(疾病管理センター)が、淋病に対してニューキノロン系の抗生物質を使用しないように勧告を出しています。症状に応じて1~7日間、抗生剤を筋肉注射や静脈注射などで投与します。有効とされているのはセフトリアキソン(ロセフィン)、セフォジジム(ケニセフ、ノイセフ)、スペクチノマイシン(トロビシン)となります。


■最も良く処方される治療薬:セフェム系抗生物質
ニューキノロン系の抗生物質がほとんど処方されなくなりましたので、現在の主流はセフェム系の抗生物質となります。多くの病院においては1回の点滴治療で完結するセフトリアキソン(ロセフィン)が使用されているようです。


セフトリアキソンは1回1g~2g投与され、必要なお薬代は、750円/1g~1500円/2gとなります。健康保険を使用した場合250円~500円ですが、お薬代以外にも必要な費用があり、実際には3000円以上の必要が必要になります。病院に行く時間がない、費用を安く抑えたいという人は、同じセフェム系抗生物質であり、ジェネリックのケフレックスオムニセフジェネリックを使用してはいかがでしょうか。


ケフレックス500mgであれば、1箱21カプセル入りで1400円~3400円で購入することができます。250mg(半カプセル)を6時間ごとに服用していただき、1週間~10日間服用する必要があります。1000円から治療することができます。


オムニセフジェネリックであれば、1箱10カプセルで1000円~3000円購入することができます。1日1回、1週間~10日間服用する必要がありますので、700円から治療することができます。



性器ヘルペスとは?


ヘルペスウィルスは、地球上にはたくさん存在しているといわれていますが、そのうち人間に感染するヘルペスウィルスは8種類と言われています。よく知られているものは、みずぼうそうや帯状疱疹を引き起こす水痘・帯状疱疹ウイルス、肺炎を引き起こすサイトメガロウイルスなどがあります。


性器ヘルペスを引き起こすもののうち、多くが単純ヘルペスウィルスII型です。同じ単純ヘルペスウィルスでもI型の場合は、一般的に口唇ヘルペスと呼ばれており、口唇や顔などの上半身に症状を発生させます。


ヘルペスの病変部との接触により感染します。ヘルペスウィルスの感染力は非常に強いといわれており、症状が現れていないときでも、性器の皮膚や粘膜にウイルスが存在していて、パートナーに感染する場合もありますし、口唇ヘルペスの症状がある状態でオーラルセックスをすると、パートナーの性器に感染してしまいますのでご注意ください。母子感染を防ぐため、出産時に性器ヘルペスの症状がある場合には帝王切開が推奨されます。


病原体:単純ヘルペスウイルスⅠ型もしくはⅡ型


潜伏期間:2〜10日間


症状:感染時には症状がなく、しばらくしてから症状が出た場合には、初感染の場合よりも症状が軽いことが多く、治るまでの期間も短くなります。1年以内に80%が過労・セックス・ストレスなどの刺激で再発するといわれ、性器またはおしりや太ももに水疱や潰瘍ができます。 再発時は初感染のときと比較して症状は軽く、早く治ります。


男性→初感染で症状が出た場合、病変部がヒリヒリしたりむずがゆくなったりします。症状が現れるのは亀頭や陰茎体部がメインで、太ももやお尻、肛門周囲や直腸の粘膜におよぶこともあります。潜伏期を経て、かゆみを伴う1〜2mmほどの発赤や水疱が出現し、それが破れて潰瘍になります。


強い痛みと発熱を伴うこともあり、そけい部(太ももの付け根)のリンパ節の腫れ・痛みがみられます。尿道炎や精巣上体炎(副睾丸炎)になると、軽い発熱、尿道からの膿、軽い排尿時痛、尿道のかゆみや不快感、 精巣上体の腫れや軽い痛みなどが認められます。感染しても症状が出ないことが多く、 放っておくと前立腺炎や血精液症になってしまうこともあります。


女性→初感染で症状が出た場合、外陰や膣の入口、お尻に水疱や潰瘍ができます。排尿や歩行が困難になるほどの激しい痛みを伴い、発熱が認められることもあり、同時にそけい部(太ももの付け根)のリンパ節の腫れ・痛みがみられます。 子宮頸管(子宮の入口あたり)や膀胱にまで感染が拡大することもあります。


治療:単純ヘルペスウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス薬のアシクロビル(ゾビラックス)やバラシクロビル(バルトレックス)の内服を行います。軽症例では軟膏塗布(ビタラビン)、重症例だと入院して点滴治療することもあります。


ヘルペスウイルスに一度感染すると、ウイルスが神経節に潜り込んでしまうため、体力が低下したときなどに再発します。現在のところ潜伏したヘルペスウイルスを排除して完治させることはできません。年間再発回数が6回以上の場合、再発抑制療法も考慮されます。


■最も良く処方される治療薬:抗ウィルス薬の内服薬性器ヘルペスと診断されると、ほぼ100%、バラシクロビル(バルトレックス)が処方されます。まれにアシクロビル(ゾビラックス)が処方されることがあります。これからに加えて比較的患部の症状が強い場合は、アシクロビルの外用薬(ゾビラックスクリーム・軟膏)が処方されます。


バルトレックスという医薬品は非常に効果の高いお薬ですが、薬価も非常に高いです。性器ヘルペスの場合、1日2回、1回500mgを5日間服用することが初発時の治療となります。バルトレックスを病院で処方された場合の必要なお薬代は、405.6円/500mg・2錠×5日で4056円。健康保険を使用した場合、1300円程度ですが、実際には3800円以上の費用が必要になります。


同様にゾビラックスの場合、1日5回、1回200mgを5日間服用することが初発時の治療となります。ゾビラックスを病院で処方された場合の必要なお薬代は、221.8円/200mg・5錠×5日で5545円。健康保険を使用した場合、1800円程度ですが、実際には4300円以上の費用が必要になります。


また、ゾビラックスクリーム・軟膏の場合、1gあたり305.7円であり、1本5gチューブが処方されます。したがって、健康保険を使用した場合のお薬代は500円程度です。


病院に行く時間がない、費用を安く抑えたいという人は、ジェネリックを検討されてみてはどうでしょうか。バルトレックスのジェネリックはセントレックス500mg、ゾビラックスのジェネリックはゾビラックスジェネリック400mgです。


セントレックス500mgは、1箱10錠入りで1300円~3300円程度で購入することができます。したがって、性器ヘルペスの初期治療が1300円から行うことができます。


同様にゾビラックスジェネリック400mgは、1箱50錠入りで3900円~5700円で購入することができます。ゾビラックスジェネリックはアシクロビルを400mg含有していますので、1回半錠の服用となります。それより計算すると、性器ヘルペスの初期治療が975円より行うことができます。



梅毒とは?


古くからある性病で、ペニシリンが発見されるまでは不治の病として恐れられていましたが、現在では早期治療により完治が可能です。


平成13年~17年頃は最も感染者数の報告が少なく500症例程度でしたが、近年になり報告件数が増加しており、平成28年では約4600件報告されています。したがって、潜在的にはさらに多くの感染者がいると推測することができます。


病原体である梅毒トレポネーマ自体は非常に弱い病原体で、低酸素状態でしか生存することができず、低温や乾燥に弱いという特徴があります。したがって、感染経路は限定されます。


感染部位が皮膚や粘膜の小さな傷口に触れることで病原体が侵入し、血液にのって全身に拡散されます。アナルセックスでの感染が特に多いとされ、口に梅毒の病変部がある場合にはキスでも感染します。梅毒に感染しているとHIVなどにも感染しやすくなるため、他の性病検査も合わせて受けるようにしましょう。


病原体:梅毒トレポネーマ


潜伏期間:約3週間


症状:長期間にわたり進行していく慢性の病気で、第1期〜第4期に分類されます。 第1期(感染後3週間~3か月)→感染部位(性器、肛門、口、手指など)に無痛性の潰瘍化する硬いしこりが出現します。そけい部(太ももの付け根)のリンパ節が腫れることがありますが、これらの症状は放置しておくと2〜3週間で消失します。


第2期(感染後3か月~3年)→全身(特に手の平、足の裏)にバラ疹と呼ばれる特徴的なピンク色のあざが広がったり、赤茶色で盛り上がったブツブツができたり、脱毛症状が認められたりします。これらの症状も、第2期の間に自然消失していきます。


第3期・4期(3年~)→第3期は身体中の皮下組織に結節性梅毒疹やゴム腫といわれる大きめのしこりができます。第4期になると、心臓、血管、神経、目などが侵され、麻痺や痴呆のような症状が出ます。しかし、現在では早期の適切な治療により、第3期まで進行するケースはほとんどありません。


治療: ペニシリン合剤を症状や時期に合わせて内服します。第1期では2〜4週間、第2期では4〜8週間、第3期以上と感染時期の不明な場合には8〜12週間が内服期間の目安となります。


■最も良く処方される治療薬:ペニシリン系抗生物質梅毒トレポネーマが確認されるとペニシリン系抗生物質が処方されます。代表的なものでサワシリンカプセルというものがあります。ペニシリンアレルギーのためにペニシリンを服用することができない場合、ミノマイシン(ミノサイクリン)やエリスロシン(エリスロマイシン)などが処方されます。


サワシリンカプセルを病院で処方された場合、治療期間を8週間と仮定すると、11.9円/1カプセル・4カプセル×56日で2664円。健康保険を使用した場合、お薬代は1000円程度ですが、実際には3500円以上の費用が必要になります。


病院に行く時間がない、費用を安く抑えたいという人は、ジェネリックを検討されてみてはどうでしょうか。


サワシリンカプセルのジェネリックはアモキシシリンジェネリックです。アモキシシリンジェネリックは、1箱90カプセル入りで5200円~6800円程度で購入することができます。長期間の治療が必要になればなるほど、ジェネリックの方が費用を低く抑えることができます。また、ペニシリンは梅毒以外にも一般的な感染症にも使用できます。常備薬としてご自宅に保管しておくと、いざというときに役に立つのではないでしょうか。


アモキシシリンジェネリックは、1箱90カプセル入りで5200円~6800円程度で購入することができます。長期間の治療が必要になればなるほど、ジェネリックの方が費用を低く抑えることができます。また、ペニシリンは梅毒以外にも一般的な感染症にも使用できます。常備薬としてご自宅に保管しておくと、いざというときに役に立つのではないでしょうか。



尖圭コンジローマとは?


良性のヒトパピローマウイルス(HPV)感染症で、性器や肛門の周辺、尿道口などに先端の尖った小さなイボや、乳頭状、カリフラワー状のイボの集合体ができます。自分に症状が出た場合には、パートナーも感染している可能性が高いので、そのときパートナーが無症状でも注意が必要です。HPVは100以上の種類があり、良性のものと、子宮頸がんの原因となる悪性のものがあります。


病原体:ヒトパピローマウイルス(HPV)


潜伏期間:8週間〜2年


症状:イボは男女共通の症状で軽い痛みやかゆみを感じることもありますが、自覚症状はほぼありません。


男性→陰茎、亀頭、包皮の内側、陰嚢などにイボが出現


女性→大小陰唇、膣前庭、膣、子宮頚部などにイボが出現


治療:イボは電気メス、炭酸ガスレーザーによる焼却、液体窒素による凍結療法などの外科的手術による切除が行われますが、現在のところ完全にウイルスを除去することは困難で、3カ月以内に約25%が再発するといわれています。軟膏を塗布する方法もあります。


■最も良く処方される治療薬:抗ウィルス薬の塗り薬
イモキミドという抗ウィルス効果のある有効成分を含んだベセルナクリームというお薬が処方されます。お薬での治療の場合、2~4週間後に再度診察を受けて効果判定し、除去できたかどうかを判定します。


治療期間を4週間と仮定します。1日おきに1回塗りこむ必要があります。ベセルナクリームは個別に分包されており、1回使い切りタイプです。以上より病院でベセルナクリームを処方された場合、1168.5円/1包・14回使用で16359円。健康保険を使用した場合、お薬代は4900円程度ですが、実際には7400円以上の費用が必要になります。


病院に行く時間がない、費用を安く抑えたいという人は、ジェネリックを検討されてみてはどうでしょうか。


ベセルナクリームのジェネリックはイミクアッドクリームです。1箱3包入りを1200円~3200円程度で購入することが可能です。したがって、14回分のお薬代は5600円~となり、費用を安く抑えることができます。



トリコモナス症とは?


肉眼では見えない原虫が性器内に侵入し炎症を起こす性病です。主に性行為で感染しますが、下着やタオル、浴槽や便器でも感染する可能性があります。女性に強い症状が現れることが特徴で、男性の場合には、尿道だけの感染であれば排尿で洗い流されることもあります。 無症状であっても放置すると進行したり、人に感染したりするため、パートナーと一緒に治療を受けるようにしましょう。


病原体:トリコモナス原虫


潜伏期間:1〜3週間


症状:


男性→ほとんど無症状で、尿道からの膿や軽い排尿時痛など尿道炎が起こることもあります。トリコモナスは前立腺や精嚢に寄生していることが多いため、尿道炎や前立腺炎の原因になるといわれています。


女性→膣、子宮頚管、尿道や膀胱へも感染して、悪臭のつよい泡状のおりものが大量に出るようになります。また、外陰部や膣に強いかゆみ・痛みを感じるようになります。ただ無症状の感染者が20〜50%存在しているともいわれており、治療せず放置してしまうと炎症が卵管にまでおよび、不妊や早産・流産のリスクが高くなります。


治療:原虫を駆除するメトロニダゾール(フラジール)を内服します。女性は腟錠を使用する場合もあります。


■最も良く処方される治療薬:イミダゾール系抗生物質
トリコモナスと診断されると、イミダゾール系抗生物質であるフラジール(有効成分:メトロニダゾール)やチニダゾール(有効成分:チニダゾール)が処方されます。治療期間はおおむね10日程度で、その後再検査を受けて、消失していることを確認します。女性の場合、次回の月経後に再検査を受けたほうが、より確実です。


ファシジン500mgを病院で処方された場合、1回のみの服用・1回2000mgの服用が指示されます。122.7円/1錠・4錠で490円。健康保険を使用した場合、お薬代は150円程度ですが、実際には2600円以上の費用が必要になります。


病院に行く時間がない、費用を安く抑えたいという人は、ジェネリックを検討されてみてはどうでしょうか。


ファシジン500mgのジェネリックはチニダゾール500mgです。1箱100錠入りを3300円~4900円程度で購入することが可能です。したがって、4錠のお薬代は132円~となり、非常に安く治療を行うことができます。



カンジダ症とは?


カビの一種であるカンジダ属の真菌が原因となる、女性に多い病気です。このカンジダ属の真菌は膣内や腸管内にもともと存在している常在菌であること多いです。性行為による感染もありますが、他の性病とは少し性質が異なります。感染しても直ぐには発症せず、 体力が低下した場合やステロイドなどの治療薬などによって免疫力が低下した場合などに増加して症状を引き起こします。


病原体:カンジダ


潜伏期間:何年にもおよぶことがあります


症状: 元々カンジダは口腔内に存在するともいわれ、小児や高齢者で口内炎などを起こすことがあります。


男性→包茎、糖尿病、ステロイド使用中の場合には、亀頭にかゆみ・ただれなどが見られ、尿道炎を起こすことがあります。カンジダを保有していても症状が出ないことがほとんどです。


女性→外陰部・膣の激しいかゆみ、ヨーグルト状の白いおりものの増加、性器の灼熱感・痛み、排尿時痛、性交時痛などが認められます。


治療:イミダゾール系抗真菌剤(エンペシド、アデスタン、オキナゾールなど)の腟錠とフルコナゾール軟膏・クリーム、フルコナゾールの内服薬を使用します。さらに女性の場合、基本的には連日通院して腟洗浄を行います。


■最も良く処方される治療薬:イミダゾール系抗生物質の内服薬や軟膏・クリーム
カンジダと診断されると、男性の場合は基本的に軟膏やクリームなどの外用薬が基本的に処方されますが、症状がひどい場合はジフルカンカプセルという内服薬が処方されることもあります。


女性の場合は膣錠が処方されます。治療期間は薬の種類や症状によって差がありますが、おおむね1~2週間程度です。ジフルカンカプセルを病院で処方された場合、1日1回、1回50mg~100mg、症状に応じて3~7日の服用が指示されます。


ジフルカンカプセル100mgで治療期間を7日間と仮定すると、834.2円/1カプセル・1カプセル×7日で5839円。健康保険を使用した場合、お薬代は1900円程度ですが、実際には4400円以上の費用が必要になります。病院に行く時間がない、費用を安く抑えたいという人は、ジェネリックを検討されてみてはどうでしょうか。


ジフルカンカプセルのジェネリックはダイフルカンジェネリックです。ダイフルカンジェネリック200mgであれば、1箱4錠入りを1000円~3000円程度で購入することが可能です。したがって、1週間分7錠のお薬代は1750円~となり、非常に安く治療を行うことができます。



いんきんたむしとは?


男女を問わず、股間からお尻の周辺にかけてのムレやすい部分に強いかゆみを感じ、丘疹という赤く隆起した発疹が出現する感染症で、正式な名前は股部白癬(こぶはくせん)といいます。白癬菌はケラチンというタンパク質を栄養として繁殖するので、ケラチンの多い皮膚の角質層や毛、爪などに感染します。感染する部位によって病名が変わり、足に感染したものが足白癬(いわゆる水虫)で、他にも頭部白癬、手白癬、爪白癬などがあります。


感染のきっかけは白癬菌の保有者との接触や、プールや公衆トイレ、ジム、宿泊施設など不特定多数の人が利用するような場所での付着です。家族に白癬菌の保有者がいる場合には家庭内で共用しているものから感染することもあります。また、自分が既に感染していると、 股部に拡大していんきんたむしになる可能性があります。


病原体:白癬菌(皮膚糸状菌)→30種類以上に分類されるため一種類とは限らない


潜伏期間:5年前後


症状: 股間や陰部、お尻などに炎症が起こり、非常に強いかゆみが出ます。赤いリング状の丘疹は縁が盛り上がった形で、外側へ向かって左右対称に広がります。水疱のような状態になることもあります。時間が経過すると、丘疹の中心部は赤みが消え、治ったように見えるのが特徴です。


治療:基本的には白癬菌を除菌するための抗真菌薬を外用します。イミダゾール系、チオカルバメート系、ベンジルアミン系、アリルアミン系、モルホリン系などが使用されます。


難治例や再発を繰り返す場合にはトリアゾール系とアリルアミン系の内服を行うこともあります。薬による治療と並行して、悪化や再発を予防するための生活改善も必要となります。治療を開始すると比較的すぐに症状が改善しますが、白癬菌はしぶといので1か月程度は薬の使用を継続することが推奨されています。市販薬を購入する際には、薬剤師に相談しても良いですし、記載されている効果・効能や成分をしっかりチェックしましょう。


■最も良く処方される治療薬:アリルアミン系抗生物質のクリーム
いんきんたむしの原因である白癬菌が確認され確定診断が下ると、アリルアミン系抗生物質である ラミシールクリーム(有効成分:テルビナフィン)が処方されます。


症状がひどく外用剤では十分な効果が得られない場合、トリアゾール系の抗生物質の内服薬であるイトリゾール(有効成分:イトラコナゾール)が処方されます。イトリゾールは併用禁忌や併用注意となる医薬品が多く併用できないことも多々あり。この場合にはアリルアミン系抗生物質の内服薬であるラミシール錠が処方されます。


いんきんたむしの治療期間は、水虫より短く1ヶ月前後と言われています。したがって、治療期間を28日と仮定してみます。


何らかの疾患を合併している人でも使用しやすいラミシール錠を病院で処方された場合、184.2円/1錠・1錠×28日で5157円。健康保険を使用した場合のお薬代は1547円程度ですが、実際には4000円以上の費用が必要になります。


病院に行く時間がない、費用を安く抑えたいという人は、ジェネリックを検討されてみてはどうでしょうか。


ラミシール錠のジェネリックはラミシールジェネリック250mgです。ラミシールジェネリック250mgであれば、1箱28錠入りを1300円~3300円程度で購入することが可能です。1日1回125mgの服用となるため、ラミシールジェネリック250mgの場合は1回半錠の服用となります。したがって、28日分のお薬代は650円~となり、非常に安く治療を行うことができます。



毛じらみ症とは?


陰毛同士が直接接触することにより、ケジラミが感染する病気です。性行為による感染がほとんどですが、接触の多い母子間、タオルや毛布を介した間接感染も起こります。ケジラミは主に陰毛に寄生しますが、肛門周囲の毛、ワキ毛や胸毛、 髪の毛やひげに寄生することもあります。


病原体:ケジラミ(吸血性昆虫、体長1mm前後、シラミの一種)


潜伏期間:1〜2カ月


症状: 感染部位(主に陰毛)に激しいかゆみが出現します。かゆみがあるのにも関わらず湿疹がないことが特徴です。また下着に点々と黒っぽい血痕(ケジラミの血糞)が付着することもあります。


治療:確実なのは、ケジラミの寄生している場所の毛を全て剃ることです。また感染部位をフェノトリンパウダーやフェノトリンシャンプーで洗い落とし、殺虫することを繰り返します。



HIVウイルスとは?AIDSとの関係は?


HIVウイルスとは、通称エイズウイルス、正式にはヒト免疫不全ウイルスといい、感染した人間の免疫力を低下させてしまいます。 HIVに感染し、何も治療せずにいると、徐々に免疫力が低下してきて、健康な状態であれば何も起こらないような 細菌やウイルスによって様々な病気が引き起こされてしまいます。起こった病気が23種のエイズ指標疾患に当てはまると、いわゆるエイズ (AIDS; Acquired Immune Deficiency Syndrome)、後天性免疫不全症候群が発症したと診断されます。


HIVウイルスとは、通称エイズウイルス、正式にはヒト免疫不全ウイルスといい、感染した人間の免疫力を低下させてしまいます。 HIVに感染し、何も治療せずにいると、徐々に免疫力が低下してきて、健康な状態であれば何も起こらないような 細菌やウイルスによって様々な病気が引き起こされてしまいます。起こった病気が23種のエイズ指標疾患に当てはまると、いわゆるエイズ (AIDS; Acquired Immune Deficiency Syndrome)、後天性免疫不全症候群が発症したと診断されます。


HIVを含む血液、精液(俗にいう先ばしり液を含む)、腟分泌液、母乳といった体液が、相手の粘膜部分(主に口腔内、陰茎、尿道、腟、直腸など)や傷口などに接触することで、感染する可能性があります。汗、涙、唾液、尿、便などの体液の接触による感染の可能性はありません。感染経路は3つ、性行為による感染、血液による感染(回し打ちなど)、母子感染があり、日本国内では性行為による感染が最も多くなっています。


同性愛者(特に男性同士)は、妊娠の危険がなくコンドームを着用しない場合があること、肛門の粘膜は薄いため刺激や摩擦により傷や出血が起こりやすいことが感染しやすい理由とされています。しかし同性愛者に多いのはHIV感染者であり、エイズ発症者数は異性愛者で増えています。同性愛者はHIVに対する意識や関心が高く、定期的に検査を受けたりしているため、早期発見・早期治療ができており、発症まで至らないことが多いのです。


以前は8〜10年程度だった潜伏期間が、近年になって3〜4年程度と短縮傾向にあるといわれています。潜伏期間が短いと、HIVに感染した自覚がないまま、治療しないうちにエイズを発症してしまう危険性があります。早期発見・早期治療のためにもHIV検査の重要性を認識するようにしましょう。


潜伏期間:数年〜10数年


症状:感染初期に、発熱、倦怠感、筋肉痛などインフルエンザのような症状が現れることがあります。しかしその後は症状が消え、潜伏期間が続きます。その間の免疫力低下により様々な細菌・ウイルス感染症を起こしやすくなり、最終的にはエイズを発症します。エイズを発症すると、倦怠感、しつこい下痢、発熱、ひどい寝汗、急激な体重減少などの症状が認められますが、特有の症状といったようなものはありません。


治療:エイズを発症してしまったら特効薬はないため、HIVに感染しないよう予防をすること、感染を疑ったらHIV検査を受けること(確実に陰性が確認できるのは感染機会から3カ月以降)、もしもHIVが陽性であったなら直ぐに治療を開始することがとても重要です。


現時点では、体内からHIVを完全に排除することはできませんが、かつては死に直結すると捉えられていたHIV感染も、医療の進歩によって治療法が考案されました。HIVに感染しても抗HIV療法によってHIVの増殖を抑えることで、エイズ発症の抑制・時期の延長、 健康の回復や維持が可能になっています。


■現在のHIVの治療方法
HIVというウィルスは、すぐに耐性を獲得してしまいます。以前は2つの薬を組み合わせて治療することが主流でしたが、現在は3~4種類の薬を組み合わせて治療しています。日本で使用できる(承認されている)薬は、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤 (NRTI)が8種類、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)が4種類、プロテ アーゼ阻害剤(PI)が8種類、インテグラーゼ阻害剤(INSTI)が3種類、侵入阻害剤が1種類あります。


これらの薬剤をガイドラインにしたがって、初回治療時、治療失敗時という場面に応じて選択します。


現在3~4剤の薬剤で治療されるようになってから、初回治療成功率は80%程度と言われています。残りの20%は治療失敗となりますが、その原因は耐性ウィルスの出現もありますが、服薬コンプライアンス(服薬率)の悪さもその原因と言われています。したがって、治療を成功させるためには、病気のことをしっかりと理解し、適切に服用することが重要となります。