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バイアグラ編・お薬ガイド


バイアグラとは?


バイアグラとは、勃起不全の治療薬(ED治療薬)のことです。ファイザー社が開発したED治療薬で、わが国でも医薬品として認められています。勃起不全は、「満足できるセックスを行うのに十分な硬さの勃起ができない、満足するまで十分な硬さの勃起を維持できない」状態のことです。)ですので、挿入はできるのですが、陰茎(ペニス)の硬さが十分でないためセックスに満足できなかった場合や、勃起して挿入できても途中で萎えてしまう、いわゆる中折れの状態も、勃起不全に含まれます。バイアグラは、このような勃起不全の症状を改善してくれるお薬です。


勃起には、脳の性的興奮とペニス周辺の勃起機能の二つが必要です。脳が性的興奮を起こした後に、脳から刺激が伝わった結果、ペニスに血液が流れ込んで(血流量の増加)膨張します。この血流量を増加させる時に働くのが勃起機能です。そして、性的興奮の度合いが高いほど、またペニスに流れ込む血流量が多いほど、ペニスが硬くなります。「興奮の大きさ」と「勃起機能の強さ」の掛け算でペニスの硬さが決まるイメージです。中学生や高校生の頃だと、水着の女性を見ただけでもしくは綺麗な女性の横に座っただけで勃起してしまったという経験がある方も多いと思います。これは、勃起機能が非常に高く、わずかな性的刺激でも「掛け算」の数値が大きくなるためです。


バイアグラは、この勃起機能を増強することにより、ペニスを勃起・維持させる効果があります。ですので、特に加齢、病気やストレスなどの心理的要因により、この勃起機能が弱ってしまった場合に効果があります。


バイアグラの成分


バイアグラに含まれる有効成分は、シルデナフィルクエン酸塩というもので、元々は狭心症(心臓の病気)の薬として研究が進められていました。ただ、狭心症に対しては効果が認められませんでしたので、薬として断念するか方向転換するかの分かれ道に立ちました。そこで目を付けられたのが、ペニスの勃起効果です。シルデナフィルクエン酸塩を健康な成人男性に使ったところ、たまたま見つかった効果で、最初は副作用と考えられていました。心臓の薬だと聞いて飲んでいたのに、ちょっとした刺激で違う部分が反応(勃起)してしまったということですので、さぞびっくりしたことでしょう。このような経緯があり、シルデナフィルクエン酸塩はED治療薬としての開発が進められることとなりました。日本でも1993年から臨床研究が開始され、シルデナフィルクエン酸塩の勃起不全に対する効果と安全性が確認されました。その結果により、1999年にED治療薬の医薬品として「バイアグラ錠」が国から認められました。


世界ではじめて医薬品として認められたのが1998年ですので、もう30年以上使われている薬となります。勃起不全に使う薬と聞くと「バイアグラ」を思い浮かべる方が多いようで、ED治療薬の代表と言っても言い過ぎではないと思います。そして、新しいED治療薬が発売される中でも、30年以上も使い続けられていることを考えると、それだけ勃起不全に対する効果と安全性が高いと認められているのだと考えられます。


バイアグラの服用量ですが、少量でも効果が出るという方はバイアグラ25mgを使用すれば十分ですし、何度も満足のいくセックスをしたいため長く効かせたいという方はバイアグラ50mgの薬剤を使用することになると思います。どの薬剤も飲むだけで効果がでますので、簡単に使用することができます。


バイアグラの効果


バイアグラは、ED治療薬ですので、実感できる効果としては勃起不全の改善です。勃起には、身体(ペニス周辺)の勃起機能が重要だと先ほど説明しましたが、その勃起機能を増強する薬です。専門的な言葉を使うと、ホスホジエステラーゼ タイプ5(PDE5)の選択的阻害剤です。この点について分かりやすく説明するために、まずは勃起機能の流れについて見ていきましょう。


勃起機能の流れですが、『脳の性的興奮 → ペニス海綿体でのcGMPの増加 → 海綿体の血管が広がる → 海綿体の血流量が増加 → 勃起する』というような流れになります。このように勃起には、ペニスの血流量の増加が必要なのですが、そのためには海綿体でcGMPという物質が増加することが必要なのです。cGMPが十分量あると、勃起が持続します。また、海綿体において、このcGMPを分解する酵素が、バイアグラのターゲットであるPDE5です。PDE5は、本来は勃起を終わらせる役割を担っていると考えられています。cGMPがあると勃起が続きますので、それを分解して、勃起を終わらせているのです。セックスが終わった後も、勃起がずっと続くと困ったことになりますよね。また、若い頃に勃起が続いて、ペニスが痛くなった経験がある方も多いと思います。若い時はなかなか治まってくれませんよね。実は、勃起はペニスが少し無理をしている状態です。それが長時間続くとペニスの組織がダメージを受けてしまうこともあります。そうならないために、PDE5が働いているのです。ですので、PDE5は若くて健康な時には必要な酵素だと言えます。


一方、老化などによってcGMPを作る能力が衰えてくると、逆にPDE5の存在が邪魔になることも出てきます。cGMPが十分な量作られる前に分解してしまうと勃起ができなくなりますし、維持ができなくなることもあります。この状態が勃起不全です。バイアグラは、このPDE5の働きを阻害することで、ペニス海綿体のcGMPを増やしてくれます。それが勃起および勃起の維持に繋がるということです。


バイアグラはED治療薬ですが、一つ注意すべきポイントがあります。それは、性的興奮がなければ勃起しないということです。バイアグラは、脳から刺激を受けた後の勃起機能を増強させる薬ですので、脳から刺激がこないと何の作用も示しません。例えば、バイアグラを飲んだけど、急に仕事で呼び出されて仕事に集中していた時などは勃起しないということです。バイアグラは、性的興奮を受けた後の勃起反応を改善してくれる薬だと覚えておいてください。なお、性欲を高める作用もありませんので、ご注意ください。


日本で行われた勃起不全の方を対象とした臨床試験の結果では、バイアグラの有効成分であるシルデナフィルクエン酸塩の使用により、「挿入の頻度(セックスしようとした時に何回挿入できたか)」および「勃起の維持」が改善することが認められています。これらについては、バイアグラを服用したほとんどの人に実感が認められているとのことです。


さらに、バイアグラは、糖尿病や脊髄損傷による勃起不全の方に対しても、改善効果が得られています。糖尿病や脊髄損傷の場合は、勃起機能がかなり低下しているのですが、それでも効果が得られているので、有効性が高い薬だということが分かります。


バイアグラの服用方法


続いて、最適な効果を得るためのバイアグラの服用方法について紹介します。バイアグラは、1日1回、25mgか50mgの薬剤を服用してください。1日に飲むのは1回だけにして、次に飲むまでには24時間以上空けるようにしてください。また、65歳以上の方や肝臓や腎臓の機能が落ちていると診断されている方は、25mgの薬剤にして、50mgは服用しないでください。飲み方としては、コップ1杯程度の水もしくは40℃くらいのお湯で飲みます。


次に、服用タイミングですが、セックス開始の予定時間のおよそ1時間前が最適だとされています。バイアグラを服用してから、1時間経ったくらいが最も効果が高いと考えられているためです。基本的に内服薬は、飲みこんだ後、胃を通って腸に達して、そこで体内に吸収されます。そして血液中に入って、血流によって目的の部位(バイアグラの場合はペニス周辺)に運ばれ、そこで効果を発揮します。バイアグラは、服用約1時間後に血液内の薬物量が最も高くなることが分かっています。この時間から少し後に、ペニス周辺の薬物量もピークに達するので、バイアグラの服用タイミングがこのように設定されています。


ただ、バイアグラを飲んで、きっちり1時間後にセックスを開始するのも難しいと思いますし、そもそもセックス開始の1時間前と言われても、いつもはその時間に何をしているかピンとこない方もいるのではないでしょうか?過去の経験から考えてみても、どのタイミングで飲めばいいのか悩ましいですよね。バイアグラの効き目は3~4時間程度と言われています。かなり長いですよね。ですので、通常のセックス時間であれば、多少服用とセックス開始のタイミングがずれても問題ありません。


逆に、もし服用がギリギリになってしまった場合には、パートナーと会話、触れ合いながら勃起するまで待てば良いだけですので、服用タイミングについて気楽に考えてもらっても良いと思います。


なお、食事と一緒にバイアグラを飲むと、普通に飲む場合と比べて、効果が出るのが遅くなることがありますので、その点もタイミングを決める際に考慮してください。なお、いつも食事と一緒に飲むようにしていればこの点は問題ありません。


最後に、バイアグラの服用中に特に気を付けるべき点についてお伝えします。ED治療薬としての効果が出過ぎて、勃起が4時間以上持続する場合があります。先程も述べましたが、勃起はペニスがちょっと無理をしている状態ですので、長時間継続すると痛みを伴うこともあります。もし勃起が6時間以上持続すると、ペニスそのものにダメージを与えてしまったり、勃起機能を失ってしまったりする可能性が出てきます。勃起が持続する場合は、早めに処置を行う必要がありますので、もし勃起が4時間以上続いた場合には、すぐに医師に連絡してください。


バイアグラの副作用


ED治療薬として市販された後での調査では、副作用の発現率はトータルで5%程度でした。報告が多かったのは、血管拡張(身体のほてり感、顔が赤くなる症状など)、頭痛、動悸でした。バイアグラは、元々狭心症の薬として研究されていましたので、心臓や血管に作用する力を少しは持っています。


これらの副作用は、その効果が症状として出たものだと考えられます。ただ症状は軽いものですし、副作用全ての合計で発現頻度が5%と、頻度も多くないので、安全性は高い薬だと考えられます。また勃起不全に対して服用する場合、適切に用法・用量や禁忌、併用禁忌の指示を守っていれば、命に関わるような重篤な副作用はほとんど出ないとされています。


日本ではなく、海外での使用例ですが、まれに視力低下や視力喪失が出ているようです。日本では50mgまでの使用が許可されていますが、海外ではその倍の100mgまで使用可能ですので、用量の差が影響している可能性もあります。ただ、50mgの使用でも出ないとは言い切れないので、もし急激な視力低下(文字がかすむ、読めなくなる、人の顔がぼやけるなど)に気付いた場合には、バイアグラの服用を中止し、すぐに眼科を受診してください。


ただ、間違えて多めに服用してしまった場合や、早く効かせようと指定の用法よりも多めに飲んでしまった場合には、副作用が出やすくなりますし、副作用の症状が重くなることもあります。もしバイアグラを多めに飲んでしまって、頭痛、めまい、視覚異常(いつもと色が違うように見える)といった症状が出た場合には、医師や薬剤師に連絡してください。


禁忌・併用禁忌は以下の通りです。

  • シルデナフィルクエン酸塩に対してアレルギーのある方
  • 心臓などの病気により、そもそもセックスを行うことが危険な方
  • 重い肝機能障害がある方
  • 低血圧また治療がうまくいっていない高血圧の方
  • 脳梗塞や心筋梗塞を過去半年以内に起こした方
  • 網膜色素変性症の方
  • ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドを使っている方
  • 塩酸アミオダロン(アンカロン錠)を服用している方
  • リオシグアト(アデムパス)を使用している方

これらに該当する方は、バイアグラを使ってはいけませんので、ご注意ください。合併症について詳しくご存じでない場合は、事前に医師に相談すると良いでしょう。


また、バイアグラは他の薬との相互作用を起こすことがあります。相互作用を起こすと、効果が弱くなったり、副作用が出やすくなったりしますので、気を付ける必要があります。そのため、他の薬を使う前には、医師や薬剤師に確認するようにしてください。


バイアグラのジェネリックとは


バイアグラは、ED治療薬となっていますが、保険対象外ですのですべて自費診療となります。保険対象外ということは、薬代が高めになるということです。また、自費診療なので病院によって1錠当たりの価格は異なります。例えば、50mgの錠剤で考えると、1錠当たり1500円から2000円程度の価格となっています。1錠にこれだけ必要となると、セックスの頻度によってはかなりの金額になってしまいます。「バイアグラは勃起不全に対してとても良く効くけど、頻繁に使うのは経済的にキツイなぁ」という方も多いと思います。


薬代を抑える方法としては、
・個人輸入代行により海外のバイアグラを購入する
・バイアグラのジェネリック医薬品を使用する
が考えられます。


まずは個人輸入代行についてです。個人輸入代行を使う場合は、指定した場所に届きますので、泌尿器科の受診をしなくても入手できるというメリットもあります。正規品のバイアグラを購入する場合は、1錠当たりの値段はそれほど変わらないかもしれませんが、まとめ買いをすると安くなりますので、それをうまく活用すると良いでしょう。まとめ買いをうまく使うと、1錠当たりの値段が2/3程度に安くなります。ファイザー社が製造しているものであれば、正規品と考えて問題ありませんので、安心してお使いください。ただし、バイアグラの値段が安くなっても送料でプラスマイナスゼロになることもありますので、ご注意ください。送料無料の輸入代行業者を選ぶことをお勧めします。


続いて、バイアグラのジェネリック医薬品についてです。日本国内でも2014年以降に、複数のジェネリック医薬品が発売されています。国から承認を受けたのは現在では10社以上になり、『シルデナフィル錠50mgVI「---」』という商品名で販売しています。この---の部分には、製造している製薬メーカーの名前がそれぞれ入ります。1錠当たりの値段は2/3程度ですので、個人輸入代行をうまく使った場合と同程度です。泌尿器科を受診して、医師の診察を受けてからED治療薬を飲みたいという方はこちらを使うのが良いでしょう。


ただ、薬代が2/3減っても、それでも1錠当たり1000円を越えるくらいですので、まだ高いと感じる方もいるでしょう。使う頻度が多い方だとなおさらだと思います。さらに薬代を抑えたいと考える方には、海外のメーカーが製造しているバイアグラのジェネリック医薬品がお勧めです。こちらも個人輸入代行を利用する形で手にすることになります。日本国内のジェネリックよりもさらに安価で入手することが可能となります。値段はかなり差があり、信頼性の高い人気商品ほど高い傾向にあります。それでも、1錠当たりの値段は1/3以下に抑えられますし、人気商品でもまとめ買いをうまく使うと1錠当たりの値段を1/6以下に抑えることも可能になります。バイアグラと同じ薬代で、6回分になると考えるとかなり経済的に助かりますよね。


ただし、海外のジェネリック医薬品は品質が不十分なものもありますので、日本での使用実績が多い人気商品の方が安心かもしれません。人気商品は、全体的な使用量もリピーターも多いため、有効性・安全性が高いと考えられるためです。人気商品の一つに、アジャンタ・ファーマ社が製造しているカマグラゴールドがあります。勃起不全改善効果に対する満足度が高いとの声が多いジェネリック医薬品ですので、バイアグラの薬代を抑えたいと考えている方は、検討してみては如何でしょうか?バイアグラと同じ使用方法ですし、注意点、副作用も同様と考えて問題ありません。


ちなみに、バイアグラ正規品でもジェネリック医薬品でも海外の医薬品の場合は、日本で許可されていないクエン酸シルデナフィル100mg(もしくはそれ以上)が含有されている製品もあります。先程紹介した「カマグラゴールド」も100mg含有しています。1回100mgの使用は、日本人では安全性が確認されていませんので、そのままの使用は控えてください。100mgの製品を購入した場合は、錠剤を半分にカットしてから、半分ずつ服用すると良いでしょう。半錠でも勃起不全に対して十分な効果が期待できますし、半分ずつ使うので薬代をさらに抑えることが可能になります。


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